カシオ計算機は、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の最上位シリーズ「MR-G」の新製品として、刀の鐔(つば)をモチーフにした限定モデル「MRG-B2000KT」を11月14日に発売する。彫金師・小林正雄氏が手掛けた世界限定800本の特別モデルで、価格は935,000円。


○ベゼルを鐔に見立て、「鳳凰」を肉合彫りで刻み込んだ

日本刀の刀身と柄の間にある鐔は、手を守る実用性だけでなく、美術的価値の高い装飾が施されることで知られている。

新モデル「MRG-B2000KT」は、小林氏が制作した刀の鐔をモチーフに、平和と繁栄の象徴とされる「鳳凰」を彫金した特別仕様。鳳凰は武具の意匠にも多く用いられ、再生と変化の象徴ともされることからデザインに採用された。技法には「肉合彫り(ししあいぼり)」を用い、深く彫り出すことで立体感と重厚感を際立たせているという。

ベゼルカラーは、鉄を高温で焼いた際に現れる「鐵色(くろがねいろ)」を表現。深層硬化処理を施したチタンにグリーンDLC処理を重ねて仕上げた。さらに、ベゼルの4箇所のビスには、精神的な強さを象徴するとされるエメラルドをセットしている。ケースには刀の刃文に見られる「沸(にえ)」をイメージしたチタン再結晶化処理を採用。深層硬化処理とブラウンAIP加工により、日本的な深みのある色調を実現した。

このほか、高い堅牢性と操作性を両立する「クラッドガード構造」のりゅうずとボタン、変色や汚れに強いダークグリーンのデュラソフトバンドを装備。中留にも同様の処理を施し、耐久性をさらに高めている。

彫金を担当した小林正雄氏は、滋賀県大津市で祖父の代から続く錺(かざり)師の三代目。
京都で彫金を学び、神社仏閣の金具制作や文化財の復元、美術工芸品など幅広い分野で活躍する、日本を代表する金属工芸作家の一人とされる。

主な仕様は以下のとおり。

ケースサイズ:W49.8×D16.9×H54.7mm

質量:138g

ケース・ベゼル材質:チタン

バンド:デュラソフトバンド(フッ素ラバー) ワンプッシュ三つ折れ式中留

防水性能:20気圧防水

ガラス:内面反射防止コーティングサファイアガラス

構造:耐衝撃構造(ショックレジスト)、耐磁時計(JIS1種)

表面加工:グリーンDLCコーティング、DLC処理+深層硬化処理、ブラウンAIP(アークイオンプレーティング)ベゼル部

使用電源:タフソーラー

バンド装着可能サイズ:145~215 mm

スマホ連携機能:CASIO WATCHES対応、自動時刻修正、簡単時計設定、ワールドタイム約300都市、時計ステータス表示、セルフチェック、携帯電話探索

その他機能:電波時計(MULTIBAND 6)、ワールドタイム(デュアルタイム、27タイムゾーン)、ストップウオッチ(1秒、24時間計)、タイマー、時刻アラーム、LEDライト(スーパーイルミネーター)、フルオートカレンダー、針位置自動補正、パワーセービング
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