ローソンは11月18日から2週間にわたって全国の店舗で「盛りすぎチャレンジ」を追加開催する。2023年2月から続く人気キャンペーンで、価格は据え置きのままで具材や重量を50%増量する。


11月13日に行われたメディア向け説明会では、マーケティング戦略本部副本部長・吉澤明男氏、商品本部統括部長・友永伸宏氏が登壇。ローソンの企業としての歩みとともに「盛りすぎチャレンジ」に込めた思いを語った。
○緊急開催! ローソン「盛りすぎチャレンジ」第6弾

マーケティング戦略本部の吉澤氏はローソンのこれまでの歴史について、「一言で言えば、“マチ”のためにチャレンジを続けた50年だった」と振り返る。

1975年に大阪府で1号店をオープンして以来、トイレの開放宣言やナチュラルローソンの誕生、災害時の復旧支援など、通常の販売業務にとどまらず、地域社会のライフラインとしての使命を果たしてきたと強調。「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします」というグループ理念に基づきながら、社会に役立つチャレンジを重ねてきたと語る。

また、コロナ禍で消費者の価値観が変化するなか、ローソンでは2020年に「大変革委員会」を設立。あらゆる体制を見直しながら、「ローソンが変わった」と実感してもらうための「ハッピーローソンプロジェクト」を始動した。そして50周年を迎えた今年は「マチのハッピー大作戦」と題し、計50以上ものキャンペーンを間髪入れずに展開している。

その一環が、物価高への対抗策として打ち出された「盛りすぎチャレンジ」で、吉澤氏はほかにも「LAWSONマチの本屋さん」のオープンや、車中泊支援サービス「くるま旅のお手伝い大作戦」、フードロス削減を目指す「FOOD GOOD SMILE」など、社会課題に寄り添う新たなチャレンジを紹介。これらの施策の積み重ねによって、全店平均日販は初の60万円を突破。客数、客単価ともに前年を上回り、加盟店の利益は110%も向上したという。

続いて登壇した商品本部の友永氏は、今回新たに追加開催される「盛りすぎチャレンジ」の詳細を説明した。
このキャンペーンは2023年2月に始まり、これまで計5回実施。開催されるたびにSNSが大盛り上がりする人気企画だ。

友永氏は「47%増量で始まったのは、全国47都道府県をハッピーにしたいという想いからですが、今回は50周年という節目に合わせ、50%増量へとパワーアップしました」と話す。

店頭には思わず二度見してしまうほどボリュームたっぷりの商品が並ぶ。「今回は過去に販売した商品のなかでも、非常に支持が高かったものを11商品厳選しました」と友永氏は言う。

「たとえば『盛り過ぎ! 焼きそば』。もともと大盛りタイプの商品ですが、それを1.5倍以上にしています。まず『こんな容器あったんだ』と思うくらい、ものすごい大きな容器となっています。
一般的な焼きそばの麺は200から220gくらいですが、これは550gもある。『盛り過ぎ! カツカレー』のカツは通常1個100gですが、これが2つになっています。
ご飯は全部隠れて、なんならカツがカレーに若干ダイブしてるようなかたちとなっています」(友永氏)

友永氏は最後に、「盛りすぎチャレンジもそうですし、マチのハッピー大作戦もまだまだ続いていきます。
非常に魅力的で、皆さんにワクワクしていただけるような商品や企画を準備し、マチを明るくしたい。

そしてお客様とともに社会課題も解決できるような存在になりたいと思っています」と力を込めた。

猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら
編集部おすすめ