ヤマハ発動機は11月、自社開発の電動スポーツスクーター「AEROX E」(アエロックス イー)」とRiver Mobility Private Limited(本社:インド カルナータカ)との協業による電動スクーター「EC-06」(イーシー ゼロシックス)の2モデルをインドで発表した。

○■自社開発モデルおよびRiver社協業モデルによる環境目標達成に向けた取り組み

電動スポーツスクーター「AEROX E」は、中期経営計画で掲げるアセアン、新興国でのプレミアム戦略に沿った高付加価値モデルのひとつ。


すでにインド市場で好評のガソリンエンジンモデル「AEROX 155」が持つ、ヤマハらしいスポーティーな走行フィーリングとデザインを電動モデルで実現した。これにより、同社はEV領域においても、インド市場でのプレミアムイメージの構築を狙う。生産はIndia Yamaha Motor Pvt. Ltd.(インド)で行う。

電動スクーター「EC-06」は、River社の市販車をベースにより広い顧客層に向けて開発したモデル。アクティブな日常をスタイリッシュ&クールに乗りこなせそうなデザインが特徴だ。生産はRiver社で行う。

ヤマハは2024年1月にRiver社に出資し、インド市場におけるEVビジネスの協業に向けた検討を進めてきた。「EC-06」は、これに基づく初めての製品となる。

またヤマハは、全社環境目標として、2050年までにスコープ3.のカテゴリー11「製品使用による排出量」におけるカーボンニュートラルをマルチパスウェイの方針で実現することを掲げている。インド市場への「AEROX E」「EC-06」投入は、この全社環境目標達成に向けた取り組みのひとつとなる。
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