LIXIL住宅研究所は10月15日、「住まいと家族の幸福度に関する調査研究報告書」を同社メディア『Sodate(ソダテ)』にて公開。調査は2月、20~40代の子育て世代1,000人を対象にインターネットで行われた。


まず、「マイホームの取得で幸福度が増すと思いますか?」と尋ねたところ、80.6%が「とても幸福度が増すと思う」(52.3%)あるいは「少し増すと思う」(28.3%)と回答。また、生活全般の幸福度を10段階で答えてもらったところ、本調査対象者である子育て世帯の平均は6.7点となり、日本全体の平均6.1点(※ワールドハピネスレポート2024)を上回った。

また、住居形態別の幸福度を調査すると、新築戸建てに住む人々の幸福度の平均は6.9点で、マンション居住者の平均6.6点と、新築注文住宅検討中の人の平均6.7点を上回る結果に。さらに、家そのものへの満足度においても、新築戸建ては平均7.1点であるのに対し、マンションは6.7点にとどまり、特に、高満足度層(9点以上)の割合は戸建てが23.5%と、マンションの11.3%と比較して圧倒的に多く、戸建ては「家に満足している」と強く感じている人の割合が多いよう。

その背景には、戸建てはライフスタイルに合わせた設計自由度や家族に合った暮らしの形を実現しやすいという点が考えられる。

最後に、「あなたに幸せをもたらしてくれる家の条件は何ですか?」と質問したところ、最も多くあげられたのは「子育てがしやすいこと」で31.3%。次いで「家族でくつろげるリビング」(29.5%)、「日当たりの良い部屋」(28.1%)と続いた。
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