三井不動産および鹿島建設が共同事業として開発を進めてきた「日本橋本町M-SQUARE」が11月12日、竣工した。

同施設は、昭和通り沿いに建つ地上12階、地下1階のオフィスビル。
緑豊かな外構空間ならびにスカイツリービューをかなえる屋上庭園を備え、都心で働きながらもワーカーが自然に憩える場所を提供する。

外構には行燈などによる照明演出を施し、日本橋という立地を踏まえた歴史の継承を感じられる意匠とした。建物エントランスには三井不動産グループ保有林の木材を活用した木製ルーバーを使用している。

入居予定の企業は、JA三井リース、KongStudiosなど。三井不動産が街づくりの経験を活かし"産業デベロッパー"として新産業創造を後押しする宇宙・ライフサイエンス分野の複数企業も入居予定とのこと。竣工時点で満床となっている。

脱炭素社会の実現に向けてZEB Ready認証(建物全体)、DBJ Green Building認証(プラン認証)、CASBEE-Aランク(自己評価)を取得した。省エネルギーの取組みとして、縦基調の外装採用による開口率の低減や、高性能ガラス(Low-Eペアガラス)、高効率LED照明器具、節水型衛生器具を採用している。
編集部おすすめ