西山朋佳女流二冠(白玲・女流王将)が25日、結婚を発表した。お相手は一般の方のため非公表。
今後も西山姓で活動する。西山が将棋情報局の取材に答えた。(聞き手:會場健大 写真2点は『里見香奈 vs 西山朋佳 実戦集』より引用)

――このたびはご結婚おめでとうございます。よきパートナーを得たことで、どんな変化がありましたか?
「毎日楽しく笑って過ごしています」

――お二人の笑いのツボはどういうところですか?
「お互いに好きな映画やアニメ、マンガの登場人物のセリフやちょっとした行動を、彼が日常の会話に小出しで挟んでくるタイミングが絶妙で、つい笑ってしまいます」

――お相手と将棋を指すことはありますか?
「指すことはほとんどありませんが、将棋界の話題ではよく盛り上がります。お互いの視点が違うので、新鮮な発見があって楽しいです」

――お相手と共通項のあるところ、違っていて尊敬できるところはどんなところですか?
「物事の捉え方やスタンスが似ていると思います。一方、マルチになんでもこなすところは自分と違っていてすごいところだなと思っています」

――周囲の反応は?
「驚かれたり喜んでくれたり様々でしたが、皆さん温かく祝ってくださいました。師匠(伊藤博文七段)はとても喜んでくれて、師匠の名前入りの駒をくださいました。また、奈良の将棋教室でお祝いしてくださいました」

――皆さんのお祝いは個人的なメッセージが多いとは思うのですが、お答えできる範囲で印象に残ったシーンはありますか?
「師匠の教室に行ったとき、弟弟子の清水航くん(元奨励会三段)が夫に両手でギューッと握手し熱く迎えてくれました。夫は面食らっていましたが(笑)」

――理想の夫婦像、家族像はどんなものですか?
「一緒に歳を重ねていく中で、相手のよさを新しく見つけ続けられる夫婦でいたいと思っています」

――これからも将棋界で戦っていくうえで、パートナーの存在はどのように力になりますか?
「さまざまな形でサポートしてくれています。今後は家族の存在もモチベーションにして頑張っていければと思います」
編集部おすすめ