ABEMAのバラエティ番組『ダマってられない女たち season2』(全14回)#12が、21日に配信された。

○“不妊治療”と“特別養子縁組”という大きな決断

番組では、大阪パフォーマンスドールの元メンバー・武内由紀子に密着。
現在、小学1年生の長男と、幼稚園年長の長女、そして7歳年下のパン職人の夫の家族4人で賑やかに暮らしている彼女。子育てに奮闘する日々の中、その背景には“不妊治療”と“特別養子縁組”という大きな決断があった。

40歳で結婚後、4年間にわたって不妊治療に取り組んだという武内。「採卵は20回以上やりました。45歳まではやろうと思っていたけれど、44歳の時に“この流れは変わらないだろう”とやめた」と振り返る。

しかし「子供を産むということは諦めがついてるんです。でも育てるってことに諦めがついてなかった」と、最後の不妊治療の直後から養子について調べ始め、特別養子縁組という制度に辿り着いたという。

厳しい審査と研修を経て、半年後ついに長男と出会ったという武内は、当時について「感動です本当に。“うわあ、この子かぁ……”って」「産んでくれた実母さんとお話しした時も、『本当に大切に育てます』ってことを伝えました。自分が産んだ子を手放すのはすごい覚悟だと思うし、その子が幸せになってほしいから手放すってことだと思うので」と涙ぐみながら振り返る。
○“養親だからこそ”の葛藤

そうしてスタートした武内の子育てだったが、すぐに壁にぶち当たったそうだ。「子育てがしんどいって言ってはいけないんじゃないか。
言ったらウチじゃなくてもいいわけじゃないですか」と、“母としての当たり前の悩み”さえ言えなかったという“養親だからこそ”の葛藤を打ち明ける。

また、子供を迎えても最低半年は試験養育期間となり、トラブルなどが発覚すれば家庭裁判所から養子縁組が認められない可能性もあることから、「泣いててどうにもならない時もあるじゃないですか赤ちゃんって。でもそれを通報されたらどうしようとか。通報されたら終わりなので、それくらいピリピリしてた」と、当時の緊張感を語った。

さらに、長男が原因の分からない体調不良で苦み、体重が19kgから15kgまで減少した時期には、「ずっと一緒にいるのは私なので、自分を責めていた」と思い詰める日もあったそう。

そんないくつもの苦難を、家族一丸となって乗り越える中で、家族の絆の大切さを改めて学んだ武内は、「ウソはつかない、隠し事は絶対しない、子供たちとちゃんと向き会うことが絆を積み重ねていくこと」という考えから、子供たちにすでに実の親ではないことを伝えているという。

「今は本当の家族になる過程。だから今後もこれからも手を抜かずに育児したいんです」と力強く語った武内に、スタジオでは大きな拍手が起こった。

(C)AbemaTV,Inc.

【編集部MEMO】
数多くのドラマの出演やコスメブランドのプロデュースなど幅広く活躍するMEGUMI、ドラマ・映画・舞台など多岐にわたり活動の幅を広げる剛力彩芽、お笑いや俳優業に加えコラムやエッセイなどの執筆活動も話題のヒコロヒーがMCを務める、ABEMAの新番組『ダマってられない女たち』。芸能界で華々しい活躍をみせながらも人生の酸いも甘いも知り尽くす3人が、“女性の幸せ”について自由に本音で語り合う。

採卵は20回以上…2人の養子を迎えた元アイドル、4年間の不妊治療を振り返る— ABEMA(アベマ) (@ABEMA) November 21, 2025
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