マイナビが運営する「マイナビウエディング」は11月20日、「ウエディング美容に関する調査2025年」の結果を発表した。調査は2025年10月16日~10月21日、2023年10月~2025年9月に結婚式を行った20~39歳までの男女511名を対象にインターネットで行われた。

○美容に対する関心度は73.6%

2023年10月~2025年9月に結婚式を行った男女に美容に対する関心度を聞くと、73.6%が「関心がある」と回答した。男女別では男性68.0%、女性79.0%と男女ともに美容に対する関心の高さがうかがえた。

○結婚式に向けて約8割が美容に関する取り組みを実施

結婚式に向けて美容に関する取り組みをした割合は78.5%だった。内訳をみると、「プロにお任せした」が67.3%、「セルフケアをした」が74.0%であり、「両方取り組んだ」は、62.8%と、結婚式に向けて、積極的に自分磨きに取り組む人が多いことがわかる。

「プロに任せた」中で最も多かったのは「脱毛(43.9%)」、次いで「シェービング(43.6%)」、「ネイル・まつ毛、眉毛など(43.6%)」となった。男女でプロにお任せする項目は異なり、男性は「脱毛(57.0%、女性比+23.3pt)」「歯のホワイトニング(39.7%、女性比+14.3pt)」などが女性より高く、女性は「ネイル、まつ毛、眉毛など(62.2%、男性比+42.3pt)」「シェービング(50.8%、男性比+16.4pt)」が男性より高かった。

結婚式に向けて「セルフケアをした」のが最も多かったのは、「化粧品・スキンケア(58.2%)」「ヘアケア(41.8%)」「食事改善(41.8%)」となった。外見だけでなく、体の内側から整える意識の高さもみられた。

○結婚式に向けた「自分磨き」をパートナーと一緒に取り組んだ割合

結婚式に向けた美容や健康活動などの「自分磨き」をパートナーと一緒に取り組んだ割合は54.9%と、半数以上がパートナーと一緒に美容や健康活動に取り組むことがわかった。特に男性からは、ジム通いや食事改善、スキンケア情報の共有などを通じて、「絆が深まった」「習慣として今も続けている」という声も多く、結婚式に向けた美容が単なる外見の準備に留まらず、ふたりの関係性を深め、生活習慣を整えるきっかけとしてポジティブな影響を与えていることがわかった。

結婚式に向けて「自分磨き」のために使った費用は、男性24.2万円(前年比3.6万円減)、女性20.5万円(前年比3.7万円増)で平均22.2万円(前年比0.3万円増)、となった。男女ともに一定の投資がみられる一方で、「100万円以上」の高額層が前年より増加しており、平均値を押し上げる結果となった。
実際には「5万円未満」が最多で、投資額には大きな個人差がみられた。また、女性の投資が増える一方で、依然として男性の投資額が高い傾向も確認され、美容への関心は男女問わず広がっていることがうかがえる。
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