KDDIは今春より本社を順次TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)へ移しており、7月に本格的な稼働を開始している。同社はかねてより、「あなたに気付く街 みんなで築く街」をまちづくりのコンセプトに掲げており、6月にはAIなどテクノロジーを活用した「Real×Tech LAWSON」の1号店をオープン。
今回、いよいよ本格的な稼働を開始したKDDIの高輪本社オフィスを見学してきた。当たり前のようにロボットが活躍するオフィス空間や、キャンプ場を模したコワーキングスペース、ドローンをはじめ最新の技術を見学できる展示フロアなど、たっぷりの写真でお届けしたい。
共創が生まれる空間「TSUNAGU BASE」
KDDI新本社のエントランスを訪ねると、まずは共創拠点の「TSUNAGU BASE(つなぐベース)」が目に飛び込んでくる。ここは、以前は虎ノ門にあった「KDDI DIGITAL GATE」や「KDDI research atelier」など点在していた機能を集約し、新たなスタートを切った空間だ。
ここにはスタートアップやパートナー企業が集まり、アイデアを育みながらイノベーションの創出を目指す。ラウンジはコワーキングスペースを兼ね備えたカフェとしても機能し、打ち合わせ前後のちょっとした作業や、プロジェクト打ち上げなどイベントにも利用できる。
「TSUNAGU BASE」にはシアタールームが併設されており、来訪者にKDDIのビジョンや目指す世界観を共有する。最初にイメージを共有することで、その後の議論がより明確で有意義なものとなる。
サテライトグロース戦略を体感できる「ショールーム」
シアタールームでビジョンや戦略を学んだ後は、KDDIのテクノロジーや具体的な事業を臨場感あふれる空間で体験できるショールームが広がる。
ショールームの中心では、まぶしく輝く太陽のオブジェが目立つ。これは同社の「サテライトグロース戦略」を表したもので、中心の太陽が5G通信や生成AIなど核となる事業を表現している。
その周囲には金融、DX(デジタルトランスフォーメーション)、エネルギーなど付加価値サービスが惑星のように取り囲んでおり、さらにその外側に、スポーツ・エンタメ、Web3・メタバース、ヘルスケア、モビリティ、宇宙といった多様な事業が広がっている。
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