俳優の堺雅人が26日、都内で行なわれた映画『平場の月』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶に井川遥、土井裕泰監督とともに登壇した。

今回の舞台挨拶では、観客からの質問に直接回答するコーナーも実施。
堺にとっては、自身のキャリア初のティーチインとなる。

「今日は貴重な機会をいただきまして、人生初ティーチイン……どうぞお手柔らかにお願いします(笑)」

冒頭からやや緊張気味ながらも、観客を和ませる一言を添えるあたりに、堺の人柄の良さを感じる。

いよいよティーチインのコーナーに移ると、会場からは多くの手が挙がった。これには堺も目を丸くして驚いた様子で、客席をゆっくり見渡していたのが印象的だった。

指名された観客が語る映画の感想には、うなずきながら真剣に耳を傾け、途中には「初見では、どの辺りでグッとこられました?」と逆質問を投げかける場面も。思わず会話が弾みすぎて、「すみません……!」と照れ笑いを見せるひと幕もあった。

なかには「2回目の鑑賞で、須藤(井川)のマフラーの巻き方の違いが気になって…」という細かな視点からの質問も飛び出したが、堺は「おぉ~」「すごい……!」と素直なリアクションを返し、会場の空気が一気に温まった。

終始、質問者一人ひとりに丁寧に向き合い、答えた後は深々と頭を下げて感謝を伝える姿勢からも、堺の人柄がにじみ出る。

ティーチインを終えた堺は、「とても素晴らしい経験をさせていただいた」と笑顔を見せ、舞台挨拶は終了。この日一番印象に残ったのは、俳優・堺雅人としてだけではなく、“一人の人”として、映画を観た人からの言葉と誠実に向き合うその姿だった。
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