Gakkenはこのほど、精神科医・保坂隆著『ごきげん ひとり老後のくらし手帖』を発売した。
著者は、保坂サイコオンコロジー・クリニック院長である精神科医・保坂隆氏。
同書では、高齢者の心と暮らしに長年寄り添ってきた保坂氏が、ひとり老後のプラスの部分に光を当てながら、毎日”ごきげん”に、そして”お気楽”に過ごすための心がまえや暮らし方のコツをアドバイス。
また、「長時間の睡眠は死のリスクを高める」といった最新の知見や、「人とのつながりを『0か100か』で考えない」といった高齢期特有の人間関係の距離の取り方、「『死の恐怖』と向き合うイメージトレーニング」など、ひとりでなくても老後に誰もが気になるさまざまな問題についても、専門医の視点でわかりやすく解説しており、「ひとり老後」が楽しみになる一冊となっている。
今回は同書の中から、第2章『近くの他人、遠くの家族 人間関係のコツ』、第3章『ひとり老後を支えるのは自分の健康』の一部を抜粋。ひとり老後に大きな不安を感じている方や、人生の最終コーナーで迷わないための道しるべがほしい方に、ぜひ、手に取ってみてもらいたい。
○第2章『近くの他人、遠くの家族 人間関係のコツ』
11)ご近所づきあいのはじめの一歩
12)すべての会話は挨拶から始まる
13)自己紹介は、「控えめ」くらいがちょうどいい
14)気前のいい人になってはいけない
15)老後には老後の距離の取り方がある
16)人とのつながりを「0か100か」で考えない
17)初対面で上手に友人をつくりたいなら、まず、うなずく
18)かわいい孫にもお小遣いは与えすぎない
19)孫や子のためにお金を残す必要はない
○第3章『ひとり老後を支えるのは自分の健康』
20)快眠のための「ちょいトレ」のすすめ
21)いくつになっても「早起きは三文の得」
22)早起きはおすすめだけど、「いきなり起き」は厳禁
23)高齢になってからも、適度な運動にはメリットしかない
24)長時間の睡眠は死のリスクを高める
25)寝つきの悪さを解消するには、「眠らなければ」をやめること
26)風呂を利用して、心地よい眠りを
27)朝風呂と朝酒は健康にいいのか?
28)年齢とともに食事量が減るのは自然なこと
29)極端な粗食は健康に害を及ぼす
30)「もしもの時」を常に頭に置いて準備しておく
なお、同書の大きな特長として、アドバイスを実際の生活に落とし込んでいくための”記入コーナー”が、章ごとに設けられている。
第1章『ひとり老後を“お気楽”にすごす心のコツ』、第2章『近くの他人、遠くの家族 人間関係のコツ』、第3章『ひとり老後を支えるのは自分の健康』、第4章『ひとり老後だからこその”学び術”』、第5章『介護と死後の心配を乗り越える』で構成されており、全224ページ。価格は1,595円。











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