NASAの公式APIであるNASA OPEN APIから毎日写真を取得するPowerShellを作成してみた筆者。ちょっとした隙間時間にクリックすると、狭い部屋/ワークスペースの片隅から宇宙へと脳内を広げてくれるため、ストレス解消ツールにも最適だ。


クリックしていると、話題になってきた感のある3I/ATLASの写真と解説がとうとう表示された。まるでガチャでの当たりのような感じだ。12月1日に表示されたのは、テキサスから撮影された3I/ATLASを映した1枚。

ネット上ではエイリアン説も根強い3I/ATLAS。説明文には、"Comet 3I/ATLAS is not 'aliens'. Here's the science to prove it"(彗星3I/ATLASは「宇宙人」ではありません。それを証明する科学がここにあります)との記事へのリンクを挟んで、これを諭している。いずれにせよ、太陽系には無い特徴のあるこの3I/ATLASは、12月中に地球に最接近する。
○美しい宇宙画像を保存したい

前々回、NASAの今日の天体写真(APOD)をPowerShellで着実に取得できるよう改修してみたが、せっかくの宇宙画像。幼少期は切手を集めて何冊もストックしてたが、最近は"データ"の価値もなんとなく少しずつ学習し始めているところだ。情熱を傾けて物品や情報を広範囲にストックする"蒐集家"を目指して、これをストックしてみたいと思った。

WebページのファイルをダウンロードするにはInvoke-WebRequestコマンドレット。以前、作成したスクリプトには、今日のNASA画像のURL=$imageUrlがすでに設定されているので、これをそのまま使って、nasa.jpgに保存する。
以下をそのまま追記するだけだ。

if ($imageUrl) {
Write-Host "画像をダウンロード中..."
Invoke-WebRequest -Uri $imageUrl -OutFile "nasa.jpg"
Write-Host "画像をnasa.jpgとして保存しました。"
}

全体を示すと以下のようになる。

$url = "https://api.nasa.gov/planetary/apod?api_key=●●●●●●●●●●●●●●"
$response = Invoke-RestMethod -Uri $url
$imageUrl = $response.url
$explanation = $response.explanation

#NASAの今日の一枚(APOD)URL作成
$today = Get-Date -Format "yyMMdd"
$pageUrl = "https://apod.nasa.gov/apod/ap$today.html"

# Google翻訳APIキー(環境変数から取得)
$googleApiKey = "●●●●●●●●●●●●●●●●●●●"
$googleUri = "https://translation.googleapis.com/language/translate/v2?key=$googleApiKey"
# 翻訳リクエストのボディ(Basicモデル)
$body = @{
q = $explanation
source = "en"
target = "ja"
format = "text"
model = "base"
} | ConvertTo-Json

# 翻訳API呼び出し
$translationResponse = Invoke-RestMethod -Uri $googleUri -Method Post -Body $body -ContentType "application/json"
$translatedText = $translationResponse.data.translations[0].translatedText

if ($imageUrl) {
Write-Host "画像をダウンロード中..."
Invoke-WebRequest -Uri $imageUrl -OutFile "nasa.jpg"
Write-Host "画像をnasa.jpgとして保存しました。"
}

# 結果表示
Write-Host "NASAの今日の一枚(APOD)ページはこちら: $pageUrl"
Write-Host "今日のNASA画像のURLはこちら: $imageUrl"
Write-Host "今日のNASA画像の説明(翻訳):"
Write-Host $translatedText
Read-Host "終了するには、Enterキーを押してね"

これを実行すると、PS1ファイルを実行したフォルダにnasa.jpgが保存される。

しかし、これだと新しい日のデータが上書きされていくので、ストックではない。ファイル名を日時.jpgにしてやればストックできる。これも好都合なこととに$today = Get-Date -Format "yyMMdd"で使っているので、さきほどのInvoke-WebRequestのあとの"nasa.jpg"を"$today.jpg"に変えてやるだけだ。実行すると、
.
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