マイナビは12月5日、「多様化する年末のアルバイト実態調査」の結果を発表した。調査は11月4日~10日、全国の15~69歳の男女(中学生を除く)のアルバイト就労者3,210名、および19~23歳の学生アルバイト206名を対象にWEBアンケート方式で行われた。


12月の勤務時間を増やすかどうかと尋ねたところ、学生アルバイトの34.5%が「増やす」と回答。アルバイト就業者全体(14.5%)よりも20.0pt高く、12月に向けて大学生がアルバイトのシフトに積極的に入る動きがみられる。

さらに、「増やす」と回答した学生に、月間の平均就業時間からどの程度増やすかを聞いたところ、「1~2割」(45.1%)が最も高く、次いで「3~4割」(35.2%)。理由を聞くと、「収入を増やしたいから」(71.8%)が断トツに多く、次いで「時間に余裕があるから」(43.7%)、「報酬や条件が一時的に良くなるから」(21.1%)が上位となった。

次に、12月に「現在のアルバイト先以外で新しい仕事をしたいか?」と質問したところ、学生アルバイトの2人に1人以上が「したい」(58.3%)と回答。アルバイト就業者全体(40.4%)よりも17.9pt高く、現在の就業先以外での就労意向も高い傾向に。また、現在のアルバイト先以外で新しい仕事する場合は、「スポットワーク」や「単発の仕事」(ともに30.6%)を希望する学生が多かった。

全体と比較して、学生は年末に収入を増やすため、既存のアルバイトに加えて、勤務時間や日程を柔軟に選べる働き方に魅力を感じる傾向が見受けられた。

次に、年末年始の帰省予定を教えてもらったところ、帰省先がある学生アルバイトの55.7%が「帰省する予定」であることが明らかに。アルバイト就業者全体(33.3%)と比較すると22.4pt高い。また、「帰省する予定」と答えた大学生のうち、「帰省先でスポットワークをする予定」と回答した割合は26.6%となり、アルバイト就業者全体(16.5%)より10.1pt高かった。
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