大久保地区公共施設再生事業を手掛けたスターツコーポレーション、スターツCAM、スターツファシリティーサービス、熊谷組、三上建築設計事務所の4社が出資・設立したSPC:習志野大久保未来プロジェクトと習志野市がこのほど、都市みらい推進機構が主催する「令和7年度土地活用モデル大賞」において、「都市みらい推進機構理事長賞」を受賞した。

2025年11月3日で、開業から6年を迎えた大久保地区公共施設再生事業「プラッツ習志野」。


同事業は、京成大久保駅周辺に点在していた8つの公共施設の機能を公園周辺に集約し、市全体の複合拠点施設として一体的に整備・運営するPFI事業で、スターツCAMによる建設、スターツアメニティーによる駐車場管理、スターツファシリティーサービスによる施設管理及び運営と、スターツグループが連携して取り組んでいる。

加えて、公共施設(プラッツ習志野)に隣接した民間付帯施設(プロシード京成大久保)を整備し、学生マンション、カフェ、スーパーマーケットを誘致することで、地域コミュニティの活性化や周辺住民への利便性向上にも貢献。これらの取り組みを通じて、新たな市民ニーズに応え、利用者数の増加、来訪者層の拡大を実現している。

また施設整備において、新築・増築だけでなく、既存施設の躯体を活用した改修手法を取り入れるなど、コスト縮減や環境負荷低減にも寄与した点も高く評価された。着実な利用者増加と効率的な運営により、2022年度には単年度黒字化を達成するなど、持続可能な運営体制も確立している。

今回、同事業が「令和7年度土地活用モデル大賞」において「都市みらい推進機構理事長賞」を受賞した。土地活用モデル大賞は、土地の有効活用や適切な維持管理に取り組む模範的事例、成功モデルとなる事例として優れたものを表彰するもので、都市みらい推進機構の主催、国土交通省の後援により実施されている。

なお、プラッツ習志野は今後も、地域の生活・文化・人材育成に貢献する拠点として、さらなる社会貢献を目指していくという。
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