本間総合計画は12月5日、建築家の視点から、「国内で高層マンションを購入する際に知っておくと良い3点」を発表した。
同社では、海外の高層マンションの内装設計も手掛ける一級建築士事務所として、知っておきたい「購入に望ましい築年」「特別避難階段の見学」などについて解説した。
日本では、2000(平成12)年以降は、建築基準法のうち防火区画、排煙、耐火構造についての性能規定が大幅に強化された。消防法も整備され、特別避難階段の附室排煙性能が実質的に向上した。そのため、2000年以降の物件が購入に望ましいという。
さらに2016(平成28)年以降に建築されたマンションは、防火設備(扉)の性能規定がさらに強化され、火災時の漏煙量が厳しくチェックされるようになったことから、できれば2016年以降の物件を検討することをすすめている。
1987(昭和62)年以前の特別避難階段は、附室排煙規定が曖昧な時期で煙対策が弱い物件が多いという。そこで、マンションの見学時には、特別避難階段が2箇所以上あること、付室が広いこと、十分な排煙ができるかどうかを確認することが大事とのこと。専門家へのヒアリングなどができると、なお良いという。
そのほか、マンション見学の際には、住戸内の快適性や美しさとともに、住戸内のスプリンクラー、玄関扉の防煙性能のチェックも重要とのこと。専門家に聞きながら確認すると、より安心だという。











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