レノボ・ジャパンは12月9日、ハンドヘルドゲーミングPCの新モデルとして、「Legion Go Gen 2」「Legion Go S」を日本国内向けに発売すると明らかにした。12月22日~28日には秋葉原で実際に製品に触れて試せるイベントも行われる。


いずれも本体側面に操作部を統合し、手で持ってゲームプレイを楽しめるハンドヘルドゲーミングPC。上位モデルである「Lenovo Legion Go Gen 2」では操作部を取り外すことも可能で、前モデルで好評だったという取り外してマウスのように活用する機能も継承した。コンパクトモデルの「Lenovo Legion Go S」は操作部の取り外しはサポートしないが、約740gという軽量さを実現。本体前面にスピーカーを備え、臨場感あふれるサウンド体験を提供するとしている。

○実際に見てきた

発表に際して、レノボ・ジャパンオフィスでメディア向けの内覧会が実施された。製品を直接見た第一印象としては、やはり“デカい”。ディスプレイは8型と同系統の製品群よりかなり大きく(Go Gen2では8.8型、Go Sでも8.0型)、ゲーム画面の迫力はなかなかのもの。一方で解像度は(1,920×1,200ドット)に抑えてあり、適切な負荷で快適なゲームプレイが楽しめそう。

また、前モデルでは取り外せる操作部をマウスのように用いる「FPSモード」の搭載が見どころだったが、デタッチャブル機構の完成度が微妙でガタつく印象があった。今回発表された新モデルではガタつきを感じることはほぼなく、直接手が触れる電気接点をカバーで保護するなど細部まで気配りが行われている。マウスのように用いる機能はNintendo Switch 2での採用も見られており、今後新しいスタンダードになっていくのかもしれない。

○Lenovo Legion Go Gen 2:主な仕様

OS:Windows 11 Home

プロセッサ:AMD Ryzen Z2 Extreme(Zen5×3、Zen5c×5 8コア16スレッド / AMD RDNA 3.5 16コア)

メモリ:32GB(LPDDR5X、最大8533MHz)

ストレージ:最大1TB SSD(PCIe Gen4)

ディスプレイ:8.8型 OLED(1920×1200)、144Hz、10点タッチ

インターフェース:USB Type-C(USB4)×2、microSDカードリーダー、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック

バッテリー:74Wh(Rapid Charge Pro対応)

本体寸法:約295.6×136.7×42.25mm(本体+コントローラー)

本体質量:約920g

付属物:専用ケース、PC Game Pass(3ヵ月)

メーカー想定売価:189,000円前後

発売日:12月12日(金)

○Lenovo Legion Go S:主な仕様

OS:Windows 11 Home

プロセッサ:AMD Ryzen Z2 Go(Zen 3+ 4コア8スレッド / AMD RDNA 2 12コア)

メモリ:16GB(LPDDR5X 7500MHz)

ストレージ:512GB SSD(PCIe Gen4)

ディスプレイ:8.0型 WUXGA(1920×1200)、120Hz

インターフェース:USB Type-C(USB4)×2、microSDカードリーダー、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック

バッテリー:55.5Wh(Super Rapid Charge対応)

本体寸法:約299×127.55×43.4mm

本体質量:約740g

付属物:PC Game Pass(3ヵ月)

メーカー想定売価:99,880円前後

発売日:12月12日(金)
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