この記事では、「一流・二流・三流の違い」を、色気・人間関係・ファッション・聞き方・夜の所作など、あらゆる角度から浮き彫りにした『一流の男 二流の男 三流の男』(潮凪洋介/あさ出版)から一部を抜粋して紹介します。

今回のテーマは『趣味が武器になるとき』。

○趣味が武器になるとき

一流は、趣味に哲学がある
二流は、趣味に投資しすぎる
三流は、趣味ではなく暇つぶし

趣味は、人生の余韻を生む遊び場だ。だが扱いを誤れば、散財か空虚な「暇つぶし「時間」となる。
○一流は、「趣味に哲学がある」

趣味を単なる暇つぶしで終わらせず、よりよく生きるための哲学とシンクロさせ、あるべき自分を育てる増幅装置にする。あるヨットマンは「自然との格闘と調和を繰り返し、己を森羅万象と同一化させる。資本主義社会で偏狭化した感覚を整え、第六感を研ぐ」と語る。あるジャズ好きは「不完全な即興の瞬間美を人生と重ねる」と微笑む。

女性の前では「いや~俺の趣味は、昭和のラブソングを歌うことかな。昭和は歌詞が直球でガツン!と入ってくる、好きが5倍伝わる!あの頃の元カノは全員、俺を振ったけどね(笑)」の自虐で、あらら、と笑われながらも「愛」を直球で叫ぶ。古き良き別解を示す。
○二流は、「趣味に投資しすぎる」

二流の男は、趣味に過剰投資する。ゴルフクラブをフルセット揃え、高級ロードバイクに数百万、カメラのレンズにボーナスを全投入。確かにその瞬間は心が華やぐ。
だが気がつけば「見せびらかすため」か「ただの精神安定剤」。SNSに「新しいレンズ買いました!」とアップしても、いいねが3件止まり。

女性の前でも「このクラブ、一本30万するんだよね」と値段を語る。だが心には響かない。値段の話より「そのクラブがどんな感情をくれたのか?」を聞きたい。

彼女は「えーすごい!」と笑顔を返しながら、心の中ではこう計算する。

「あ、金持ちアピールね。次は高級ディナー、旅行、バッグくらいは軽くおねだりしようかしら」

たった1つでいい。心が動いた体験や瞬間を1分で情景描写してみよう。その中に男の哲学が映し出されるはずだ。
○三流は、「趣味ではなく暇つぶし」

三流の男は「俺、趣味ないんだよね」といい放つ。日常は仕事とスマホゲームと居酒屋ループ。
趣味がない=話題がない=一緒にいても景色が動かない。

だが、彼には逆転の芽がある。「趣味がない」ことは、「これから何でもできる」ということ。様々な趣味をテイスティングできる。釣りでも陶芸でもサルサでも、とりあえず飛び込める素地を持っているのだ。

女性の前でも「俺、趣味ゼロだから何だって挑戦できる、君の趣味にもデビューしようかなー! スパルタ指導頼む!(笑)」と、お願いすれば、逆に新鮮。空っぽを逆手に取れば、未知の冒険を一緒に始められる男として映る。

趣味は暇つぶしじゃない。打ち込み方1つで、その人の深みと魅力がにじみ出る。趣味で自分の思想を体現する一流に、好きでもない趣味で承認欲求を満たす二流。三流は、有り余る時間で最強の趣味野郎になれる!

哲学ある趣味が、男を詩人にし、戦士にする。

○『一流の男 二流の男 三流の男』(潮凪洋介/あさ出版)

三流は焦り、二流は狙い、一流はただ“そこにいる”――この違いは何か?
それは、言葉やスペックでは説明しきれない“空気”のようなものだ。
たとえば、恋愛の場でもビジネスの場でも、「なぜかあの人、気になる」「一緒にいると心地いい」「また会いたい」と思わせる男がいる。彼らは必死にアピールせずとも、ただ静かにそこに“存在している”だけで、周囲を引き寄せてしまう。努力をしていないわけではない。ただ、その努力が見えないほど自然に、日々の所作に“たしなみ”としてにじんでいるのだ。
本書は、そんな「一流の男」と呼ばれる人たちがもつ共通点を、昼と夜の両面から紐解く。
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