プラスエイトはこのほど、「同棲経験者に聞く"結婚・別れ"の実態」に関する調査の結果を発表した。調査は2025年11月11日~11月13日、同棲をしてから結婚し現在も婚姻中、または同棲をしたけれど結婚をせずに別れたと回答した20~30代1,018人を対象にインターネットで行われた。
○リアルな同棲事情が明らかに
「同棲で見極めたかったこと」について尋ねたところ、「結婚後もうまくやっていける相手かどうか(32.9%)」と回答した方が最も多く、「生活リズムやペースが合うか(30.5%)」「毎日一緒にいてもマンネリ化せずに過ごせるか(21.5%)」と続いた。
同棲を通じて、相手の性格や価値観はもちろん、生活リズムやペース、家事や金銭感覚など日常の基盤が合うかを具体的に確認することが、結婚後もうまくやっていけるかどうかを見極める上で重要であることが明らかになった。毎日一緒にいることで起こり得るマンネリ化や、恋人関係を維持できるかという点が上位に入ったことからは、関係性の変化を慎重に捉える姿勢もうかがえる。
「同棲中の生活費の負担」について尋ねたところ、「男性の方が多めに負担(36.1%)」と回答した人が最も多く、「きっちり折半(32.7%)」と続いた。
同棲中の生活費の分担では、男性が多めに負担するケースが一定数見られるものの、意外にも「きっちり折半」と回答した人が3割以上に上っている。単に男性が負担するという従来のスタイルとは異なり、同棲後は生活そのものを共有するため、支出面ではより対等な関係性を求める意識が広がっている可能性がある。
また、男性側が生活費を全額負担している割合は1割程度にとどまり、多くのカップルが何らかの形で費用を分担している点も特徴といえる。
デート場面では"おごり・おごられ"の文化が残っている一方、同棲を機に家計管理がより現実的・共同的な視点へ変化することも考えられる。負担をどう分けるかは、互いの価値観のすり合わせが必要な領域であり、同棲という生活単位に移行することで、対等性を重視する姿勢がより明確になるのかもしれない。
さらに、結婚に至らなかったカップルの中で、女性側の負担割合がやや高い傾向も確認されている。負担バランスの曖昧さが関係性の不満につながる可能性もあり、結婚を見据えるほど、早い段階から生活費のルールを明確にしておくことが重要なポイントになるといえる。
○同棲中に感じたパートナーとのズレとは
「同棲中、生活習慣や価値観について、パートナーと一致していたか」について尋ねた。
同棲中の生活習慣や価値観については、外食の頻度や休日の過ごし方といった生活テンポに関わる部分は比較的合わせやすい一方で、家事のやり方や金銭感覚のような"暮らしの基準"に関わる項目はズレが出やすい傾向が見られた。特に洗濯や掃除の仕方、支出バランスの考え方といった日常そのものに直結する部分は、相手にとっての当たり前が自分とは違うことも多く、同棲を始めて初めて認識する人も少なくない。
また、こうしたズレは「気になるけれど、言い出すタイミングがない」「口を出したら雰囲気が悪くなりそうで迷う」といった"言いづらさ"を伴う点も共通している。小さな違いほど指摘しにくく、そのまま飲み込んでしまうケースが多いため、些細な積み重ねが後々のストレスにつながる可能性もある。
○同棲中にストレスを感じた・モヤモヤしたこととは?
同棲中にどのようなことにストレスを感じた・モヤモヤしたのか詳しく聞いたところ、「お金の問題 買ってきたものを食べられる」(岐阜県/20代/女性)、「休みの日の就寝、起床に大きくズレがあり相手がずーっと寝ているなどがとてもストレスになった」(兵庫県/30代/女性)、「生活音が基本的にうるさい。くしゃみ、スリッパ、トイレットペーパーをカラカラするなど」(千葉県/30代/女性)、「誰が何をするか、役割分担をお願いしたものが守られなかったとき」(千葉県/30代/女性)、「いつの間にか自分が母親のような存在になっていてとても嫌だった」(新潟県/30代/女性)、「お皿を洗ってくれても皿の裏側に汚れが残っている、洗濯物の干し方が密過ぎて乾きが悪そうだったので結局後から手直ししてしまう」(熊本県/30代/女性)といった回答が寄せられた。
特に、皿洗いや洗濯など日常的な作業ほど「自分のやり方」が強く出やすく、パートナーに合わせられないもどかしさや不公平感につながることがうかがえる。小さなすれ違いが積み重なる同棲では、価値観の調整に加えて、相手に踏み込みすぎない距離感や、ふとした配慮の積み重ねが、関係を支える鍵となるのかもしれない。
○同棲前後で何が変わった?
同棲後にパートナーが身だしなみや清潔感を気にしなくなったと感じる人は、男女どちらも半数近くに上る結果となった。ごくわずかな差ではあるものの、男性のほうが女性に対してやや厳しめに見ている傾向も見受けられる。もともと女性はメイクやヘアセットなど「オン・オフ」が目に見えて変化しやすく、生活が近くなるほどその違いに気づきやすいのかもしれない。
一方で、男性の身だしなみに対しても、眉やヒゲの手入れといった小さな変化に敏感になるケースが多くある。
自然体でいられる関係は心地よいものだが、恋人としての距離を保つためには、最低限のケアを続ける意識が欠かせないのかもしれない。特に男性にとっては、眉毛の手入れなど、ちょっとしたポイントが"まだ異性として見られるかどうか"の分岐点になる可能性もあり、気を抜きすぎない工夫が関係維持の一助になるといえる。
前問で「ある」と回答した人に、「同棲開始からどれくらいで身だしなみや清潔感を気にしなくなったと感じたか」について尋ねたところ、「~半年未満(27.5%)」「半年~1年未満(39.3%)」「1年~2年未満(24.9%)」「2年~3年未満(3.8%)」「3年以上(4.5%)」という結果になった。
同棲から「半年~1年未満」で、慣れや安心感から身だしなみへの意識が緩んでくるパートナーが多い傾向が見られる。付き合い始めの緊張感が薄れ、自然体になり始める時期ともいえる。
続いて、前問で「ある」と回答した人に、「パートナーが身だしなみや清潔感を気にしなくなったと感じた具体的なポイント」について尋ねた。
男女ともに共通して多かったのは、「オシャレに気を遣わなくなった」や「眉毛・ヒゲなどの手入れをしなくなった」といった声だった。同棲で距離が縮まる安心感から、外見への意識が少しずつ緩んでいく様子がうかがえる。
ただ、こうした"ちょっとした油断"は、生活上は気にならなくても、恋人としての魅力の感じ方には直結しやすい部分でもある。毎日を一緒に過ごすからこそ、最低限の清潔感を保つ意識が、長く心地よい関係を続けるための支えになるといえる。
○同棲しても恋人のような関係を保つためにできること
最後に、全員に「同棲しても恋人のような関係を保つために大切だと思うこと」について尋ねた。
男女ともに「言葉で気持ちを伝える」ことを最も重視しており、感謝や愛情を言語化することで関係の温かさを維持しようとする傾向がうかがえる。一方で、女性は「思いやり」や「程よい距離感」をより重視しており、共に過ごす中でも自立や個の尊重を意識しているようだ。同棲後も恋人のような関係を続けるには、感情表現と適度な距離のバランスが鍵であるといえる。











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