コスモエネルギー開発のグループ会社であるアブダビ石油は、アラブ首長国連邦(UAE)のムバラス島で推進している「先進的マングローブ植林技術による二酸化炭素削減と沿岸保護の実証的取組み」で「令和7年度 気候変動アクション環境大臣表彰」(先進導入・積極実践部門〈緩和・適応分野〉)を受賞した。
2025年12月5日、東京都中央区の東京証券会館で行われた「令和7年度気候変動アクション環境大臣表彰」表彰式にて、同社代表が表彰状を受領した。
過酷な気候条件下におけるCO2排出削減と沿岸保護を実現
環境省の「気候変動アクション環境大臣表彰」は、1998年度から実施されてきた「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を発展的に継承し、気候変動対策の推進に顕著な功績のあった個人・団体の取り組みを顕彰する制度だ。
同社は、アラビア湾のムバラス島で、「自然共生工法」(Engineering with Nature)の考え方を取り入れたマングローブ植林を2006年から継続。人工水路の再配置と土壌改良により潮汐・塩分条件を最適化し、これまでに約50万本・17.5haのマングローブ林を造成してきた。「自然共生工法」とは、自然のプロセスと工学的プロセスを意図的に組み合わせて調和させることで、経済的・生態学的・社会的な便益を効率的かつ効果的に実現することを目指す自然共生型のインフラ整備の考え方(工法)のこと。
2022年に実施したブルーカーボン調査では、同マングローブ林のCO2貯留量は累計1,732トン、年間吸収量は約37トンと実測され、土壌・樹体の双方で高い炭素貯留効果が確認された。加えて、マングローブ林は、密な根系と樹幹により波浪エネルギーの低減による海岸浸食の抑制・護岸構造物の長寿命化や、多様な魚類・鳥類・甲殻類の生息場の創出通じ、生物多様性の回復にも寄与している。
今回の審査講評では、「マングローブの持つ自然機能と工学的なアプローチの組み合わせにより、経済的な合理性を確保しつつ、過酷な気候条件下におけるCO2排出削減と沿岸保護を実現した点」が高く評価されるとともに、「本事例が企業における気候変動対策と生態系保全の統合的アプローチのモデルとなることが期待される」との評価を得た。
今回の受賞を受けて同社は、「今後もコスモエネルギーグループの一員として原油開発生産を通じた安定的なエネルギー供給とともに、環境保全への取り組みを継続し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります」とコメントしている。











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