アジア市場限定でシングルモルト「ロッホローモンド12年 ミズナラカスクフィニッシュ 2025」が12月10日に発売された。ミズナラ樽で4か月の後熟を行い、果実味に白檀やスパイス香を加えている。


原酒を十分に熟成させた後、樽材として樹齢約200年のミズナラ樽に4か月間入れてフィニッシュ(後熟)。アメリカンオーク樽でマリッジして仕上げている。従来の豊かな果実味に加えて、ミズナラ樽が白檀や複雑なスパイスの香りをアクセントに加えている。

アルコール度数は46%、内容量は700ml。希望小売価格は8,000円(税別)。入荷本数は1,800本。日本で主に販売し、一部は台湾でも取り扱うという。

【テイスティングコメント】
様々なフルーツのアロマが次々とあらわれ、まるで果樹園のよう。洋ナシの豊かな香りに、ほのかなブラックペッパーとオレンジピールのアクセントが調和する。味わいはモモと洋ナシのフルーティなフレーバーにバニラ、ココナッツ、クローブ、シナモンといった甘みのあるスパイスが加わる。余韻はシトラス、青リンゴ、僅かに焦がした白檀が心地よく残る。

本商品は日本産のミズナラを使用した樽で熟成しているのだが、日本に生えているミズナラは希少性が高く、他国のオーク樽にはない、和のオリエンタルな香りをウイスキーに付与できる。


本商品を取り扱う担当者におすすめの楽しみ方を聞いたところ、一般的にはハイボールをおすすめしており、ウイスキーを飲み慣れている方にはストレートで楽しむのが良いとのことだ。

「ロッホローモンド12年 ミズナラカスクフィニッシュ 2025は、通常のウイスキー度数が40度であるところ、やや度数の高い46度で仕上げたリッチな味わいが特徴です。

炭酸で割ることで、アルコールの風味が和らぎ、洋梨や青リンゴ、桃のようなフルーティーさをより感じられます。普段から飲み慣れている方は、、バニラのようなスモーキーな香りを楽しめるので、ストレートで楽しむのがおすすめです」(商品担当)
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