SBI証券は、投資一任サービス「SBIラップ」の残高が2,000億円を突破したと発表した。2022年3月31日のサービス提供開始から約3年8カ月での到達となる。
「SBIラップ」は、FOLIOが提供する運用プラットフォーム「4RAP(フォーラップ)」を採用したファンドラップ型の投資一任サービス。2022年の「AI投資コース」を皮切りに、オンライン・対面を含む複数のコースを順次拡充してきた。現在は、SBI新生銀行や投資信託相談プラザ、ひろぎんライフパートナーズとの連携サービスも含め、計7つの運用サービスを提供している。
○オンライン・対面で選べる複数の運用コース
オンラインチャネルでは、「AI投資コース」「匠の運用コース」「レバレッジ運用(レバナビコース/レバチョイスコース)」を展開。1つの証券口座で複数の投資一任サービスを併用できる点が特徴とされる。いずれのコースも月1回の投資配分見直しを行いながら、コースごとに異なる運用戦略を採用している。
AI投資コースはAI予測を活用した投資配分変更を行う仕組み。匠の運用コースでは、野村アセットマネジメントの戦略とアクティブファンドを組み合わせた運用が行われる。レバレッジ運用の2コースは、大和アセットマネジメントが設計したポートフォリオをベースに、レバレッジを活用した資産効率の向上を狙う設計となっている。
投資一任手数料は、AI投資コースが年率0.66%、匠の運用コースおよびレバナビコースが0.77%、レバチョイスコースが0.715%(いずれも税込)で、これに投資対象ファンドの信託報酬などが加わる。
○対面型サービスも含め残高拡大
対面チャネルでは、「SBIラップ×SBI新生銀行」「SBIラップ×投資信託相談プラザ」「SBIラップ×ひろぎんライフパートナーズ」を展開。5つの運用スタイルから、担当者と相談しながらポートフォリオを選択できる仕組みとなっている。
SBI証券によると、こうした複数チャネルでの提供が支持され、2025年7月に残高1,500億円を突破。その後、約5カ月で2,000億円に到達したという。
同社は今後も、商品・サービスの拡充を通じて投資一任サービスの提供を継続していくとしている。











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