時代劇専門チャンネルでは、昨年11月に亡くなった俳優・火野正平さんの出演時代劇を11月から特集放送中。20日(20:35~)には、親交が深かった近藤正臣、役所広司、坂上忍がその人柄を語る特番『火野正平という生き様』が放送される(リピート放送=21日14:50~、24日16:00~)。
火野さんを「弟」だと言う近藤は当時、10代だった火野との出会いを振り返る。火野正平名義で初出演し、羽柴秀吉を好演した大河ドラマ『国盗り物語』で2人は共演。ともに大作に挑んだ当時、近藤が火野さんに送ったアドバイスや、クライマックスシーンの火野さんの演技を見た時のエピソードを語る。また、近藤が「弟」火野正平さんから教わったという、スタッフとの向き合い方にも言及する。
役所は、火野さんが40歳を過ぎたころに出演した『八丁堀捕物ばなし』で共演。当時俳優陣のリーダーとして火野さんは現場のチームワークを高めていたと言う。また、今も心に残っているという「プロフェッショナルとしての姿」や、火野さんの唯一無二と言える自然体の演技について語る。
坂上は、1985年放送の『忠臣蔵』で初共演。慣れない時代劇の撮影現場に戸惑う当時10代の坂上を火野さんが助けたことをきっかけに、公私ともに40年以上続く親交が始まった。一方で、火野さんを「反面教師」と称す坂上が話したのは、火野さんの「ありのままの姿」。プライベートでのエピソードを交え、火野正平さんだからこその魅力を語る。
特集「火野正平を瞳(み)つめて」では、火野正平さん出演作品を以下の通り放送する。
『新必殺仕置人』(1977年:全41話:テレビ朝日系列)
月~金曜16:00~ほか
出演:藤田まこと/山崎努/中村嘉葎雄/火野正平/中尾ミエ/藤村富美男/河原崎建三 ほか
最高傑作との呼び声も高い必殺シリーズ第10作。『必殺仕置人』で活躍し、独特の凄味と怪異な風貌そして"必殺骨はずし"で人気を博した念仏の鉄(山崎努)が満を持しての復活。ご存じ必殺の顔・中村主水(藤田まこと)が鉄と再会し、再び裏稼業に手を染めていくところから物語が始まる。仕置人メンバーは主水と鉄のほかに、手製の竹鉄砲が殺し道具の己代松(中村嘉葎雄)と情報係の正八(火野正平)・おてい(中尾ミエ)を合わせた五人。相変わらずの安定感の主水に、日常をエネルギッシュに楽しむ鉄のムチャクチャさ、己代松の人情家ぶり、正八の軽妙さなどキャラクタードラマの魅力・楽しさが満載で、悪友同士のような彼らは抜群のチームプレイを見せる。
○『八丁堀捕物ばなし』(1993~1994年:全13話:フジテレビ系列)、『八丁堀捕物ばなしII』(1996年:全16話:フジテレビ系列)
月~金曜9:00~ほか
出演:役所広司/いかりや長介/火野正平/田中実/渡辺哲/三ツ木清隆/野際陽子/田中邦衛 ほか
堅物同心の狩谷新八郎が、若き奉行のもと、絶妙なチームワークで難事件に挑む捕物時代劇!狩谷同心のひたむきな日常を丁寧に描いてみせた本作は、優れたTV作品に贈られる「ギャラクシー選奨」を受賞している。豪華ゲストもさることながら、火野正平・田中邦衛といった個性派俳優との駆け引き、いかりや長介・野際陽子演じる夫婦の笑いに満ちた会話、そして根津甚八の落ち着いた渋い演技などレギュラー陣も魅力的な一作。火野正平さんはおっちょこちょいで妹想いの同心・虎之助役で作品に賑やかさを与えた。
○大河ドラマ『国盗り物語 総集編 前編・後編』(1973年NHK作品)
12月17日・24日14:00~
原作:司馬遼太郎 脚本:大野靖子
出演:平幹二朗/高橋英樹/松坂慶子/近藤正臣/池内淳子/山本陽子/三田佳子/火野正平 ほか 中野良子/宍戸錠/林隆三 ほか
NHK大河ドラマ第11作。群雄割拠の戦国時代、一介の浪人から身を起こし美濃国の大名にまで登りつめた斎藤道三。道三の娘婿であり、彼の夢を受け継いで天下統一の道をひた走った織田信長。そして、道三の弟子で、後に主君・信長を謀殺する明智光秀。
「火野正平」名義では初出演の本作で、信長のもとで次第に頭角をあらわしていく羽柴秀吉に扮し広く知られるきっかけとなった。金も身分もない若者が、栄光の階段をかけあがっていく様を、火野正平さんの魅力全開で等身大に演じている。
○『森の石松』(1992年:TV長編:フジテレビ系列)
12月20日19:00~、28日12:30~ほか
演出:井上昭
出演:中村勘九郎(十八代目勘三郎)/火野正平/野村真美/古谷一行/中村玉緒/岸部一徳/石橋蓮司 ほか
清水の次郎長一家の中でも、人気の高い森の石松の金毘羅代参をドラマ化!女性にはウブだが、義理と友情に厚く喧嘩早い石松を、中村勘九郎(十八代目中村勘三郎)が好演。金丸座の芝居見物シーンでは、勘九郎&勘太郎(現・勘九郎)親子の共演も必見。火野正平さんは石松の親友・松五郎を演じ、その友情や石松を想う姿は観るものの心をうつ、涙なしには見られないシーンとなっている。
○『忠臣蔵 前篇「君、怒りもて往生を遂ぐ」』『忠臣蔵 後篇「我、一死もて大義に生く」』(1985年:TV長編:日本テレビ系列)
1月14日・21日13:30~
監督:齋藤武市 脚本:杉山義法
出演:里見浩太朗/風間杜夫/森繁久彌/多岐川裕美/中野良子/坂上忍/西郷輝彦/勝野洋/田村亮/堤大二郎/火野正平 ほか
1985年~93年までの9年間、日本テレビ系で放送された「年末時代劇スペシャル」シリーズの記念すべき第一弾!NHK「紅白歌合戦」の裏番組として放送されたにも関わらず、高視聴率をマーク。里見や森繁らの豪華顔合わせを始め、主役級の俳優陣を多数配するなどそのスケールの大きさが話題を呼んだ。
火野正平さんは放蕩癖や父との関係に葛藤しながらも、最後には討ち入りにかけつける隊士・間新六に扮し、ほか隊士との絆や父・兄との確執などを等身大に演じた。











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