ABEMAオリジナルドラマ『スキャンダルイブ』(毎週水曜22:00~ 全6話)の第4話が、10日に配信された。※以下、ネタバレあり

○闇に葬られていた“もうひとつのスキャンダル”

藤原玖生(浅香航大)のスキャンダル掲載の裏で、闇に葬られていた“もうひとつのスキャンダル”。
第4話では、芸能事務所Rafale社長・咲(柴咲コウ)が、週刊誌記者・奏(川口春奈)とともに、KODAMAプロダクションの看板俳優・麻生秀人(鈴木一真)にまつわる性加害疑惑の解明に踏み出す。

事務所内で副社長・香川誠(橋本淳)から「本格的に業界から干される」と強い反対を受けながらも、咲は「今回のことは氷山の一角にすぎない。理不尽に傷つけられた人たちの訴えが、忖度や情報操作でかき消される。そんなことがまかり通るのはおかしい。見て見ぬふりなんてできない」と訴え、事務所のメンバーを説得。

その後、かつての同僚であるKODAMAプロダクション本部長・明石隆之(横山裕)を事務所に呼び出し、“麻生のスキャンダルに関する情報が週刊誌に売られた”という虚偽のウワサで咲は明石を揺さぶる。明石の動きを追い、やがて咲たちは被害女性・莉子(茅島みずき)との接触に成功する。
○衝撃の事実が明らかに

莉子はかつて「平山梨沙」という芸名で活動していた元タレント。すでにKODAMAプロダクションから示談を持ちかけられており、「もういいんです、示談にするので」と、憔悴しきった表情で口を閉ざす。

当時の事務所や週刊誌に何度訴えても、誰にも真剣に取り合ってもらえず、何も変わらなかった経験から、納得できるのか問いかける咲たちに、莉子は「もうお金で解決して全部忘れようと思うの。そんなに悪いことですか」と訴える。

咲は、そんな莉子の言葉に静かに耳を傾けながら、「傷つけた側が守られ、傷つけられた側が守られない。
そんなの、絶対にまちがってる。麻生を野放しにしてはいけない」と語りかけ、もう一度奮い立たせる。

その後、奏をRafaleに呼び出した咲。しかし莉子は奏の姿を見るや否や、顔を強張らせて「この人に話すことはありません」と言い放ち、その場を立ち去る。空気が凍りついたその場で、明らかになったこと。それは、莉子が奏の“実の妹”であったという衝撃の事実だった。

疎遠だった妹・莉子との思いがけない再会に立ち尽くす奏。奏は咲に、妹・莉子との溝が生まれた理由、そして姉として抱えてきた複雑な思いを咲に打ち明けるのだった。
○奏が麻生にインタビュー

一方で、KODAMAプロダクションはさらなる“情報操作”に動く。KODAMAプロダクション社長・児玉蓉子(鈴木保奈美)に依頼された週刊文潮編集長・橋本正剛(ユースケ・サンタマリア)は、麻生の海外進出プロモーションのための誌面インタビューを進行。

その記者に、KODAMAプロダクションから直々に奏が指名される。インタビュー中、麻生に向き合った奏は、麻生の本質を探るように「演じる上で、ご自身と重なる部分はありますか? たとえば……他人には見せられない“二面性”があるとか」と質問。


麻生はほほ笑みながら「人は誰でも、秘密を隠し持っているものではないでしょうか」と返すのだった。その言葉の裏に、いったい何が隠されているのか。

(C)AbemaTV,Inc.

【編集部MEMO】
大手事務所から独立して4年、看板俳優・藤原玖生(浅香航大)を悲願の地上波ドラマ主演にこぎつけた事務所“Rafale”の代表・井岡咲(柴咲コウ)。そんな矢先、井岡の耳に飛び込んできたのは、藤原の「“不倫スキャンダル”が掲載される」という週刊誌からの告知であった。記事の執筆者は平田奏(川口春奈)。数多の芸能人のスキャンダルを白日の下に晒してきたあの週刊文潮の記者である。記事発売まで、あと72時間。スキャンダルの掲載を巡り、事務所と週刊誌の熾烈な争いが火蓋を切る。そして、スキャンダルの裏側に隠された新事実は、彼らをより芸能界の深い闇へと引き摺り込んでいく――。
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