テキストエディター空間では、文字列を選択することが多い。コピーしてその文字列を検索サイトに貼り付けて調べたり、ExcelやWordに貼り付けたり、最近では生成AIに貼り付けて"意味を教えて"なんて使い方も増えている。


たいていの場合"選択"のあとに、クリップボードにコピーしてペーストするという手間が加わっているわけだが、これも実は面倒くさい。慣れているため気が付かないが、よくよく指の動きを考えると相当な回数コピー&ペーストを行っていることになる。
○「選択文字列」から「検索」のマクロ

以前、クリップボードからHTMLテーブルに変換するマクロで大きく作業を改善できたツールとなっているが今回は、選択文字で検索に改善を加えてみようと思った。秀丸マクロの場合、選択文字列はgetselectedtext()で取得できる。これをダイアログに表示するには、messageを使って

message getselectedtext();

で選択した文字列が呼び出せる。

秀丸マクロにはrun文が備わるので、PowerShellを起動してStart-Processコマンドレットに検索URLを渡すことで文字列でWeb検索を実行できる。

run "powershell -c \"Start-Process 'https://www.google.com/search?q=" + getselectedtext() + "'\"";

Googleの場合、

https://www.google.com/search?q=

の部分のあとにgetselectedtext()で取得した文字列をつなげでいる形だが、同様の方法でほかの検索サイトやYouTubeなどの動画サイトなども実行可能だ。

https://www.bing.com/search?q=
https://search.yahoo.co.jp/search?p=
https://www.youtube.com/results?search_query=

前回と同様に秀丸マクロファイル(google.mac/bing.mac/yahoo.mac/youtube.mac)を作成し、保存。これを、[マクロ]メニューの[マクロ]から登録。[その他]メニュー[キー割り当て]の[コマンドに対するキー]タブから登録したマクロを探し出し、[キー]にショートカットキーを割り当てておけば、選択文字列で各種検索が自動化される。

.
編集部おすすめ