J:COMは12月12日、JobRainbowが主催する「D&I AWARD 2025」において、最高位の認定である「ベストワークプレイス」を獲得したと発表した。

○「ジェンダー」「LGBTQ+」「障害」「多文化共生」「育児・介護」の5つの観点による評価

「D&I AWARD」は、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に取り組む企業を認定・表彰するアワード。
独自の評価指標「ダイバーシティスコア」に基づき、「ジェンダー」「LGBTQ+」「障害」「多文化共生」「育児・介護」の5つの観点から企業を評価している。認定は採点結果に応じて4段階で行われ、J:COMは最高位にあたる「ベストワークプレイス」の認定を受けた。

J:COMはDE&Iの推進に向けさまざまな取り組みを行っている。女性活躍の分野では、キャリア意欲向上を目的としたロールモデル座談会や、フェムテックへの理解促進セミナー、社内展示会などを実施。LGBTQ+に関しては、理解促進を目的としたeラーニングの実施や相談窓口の整備に加え、ハンドブックの掲示、アライを可視化する取り組み、同性パートナーシップ制度への対応などを進めている。

障がい者雇用では、特例子会社「ジェイコムハート」を通じた職場環境の整備やジョブコーチの配置、各拠点への障害者職業生活相談員の配置などを行っており、育児・介護の分野では、育児休業や介護と仕事の両立を支援するための相談窓口やセミナー、管理職向けの制度説明やeラーニングなどを実施している。

同社は今後も、誰もが自分らしく輝き続けることができる社会の実現に向け、DE&Iの取り組みを継続していくとしている。
○編集部メモ

D&I AWARD 2025を主催するJobRainbowは、D&I施策の設計・導入支援や研修提供などを行う2016年設立のスタートアップ企業。D&I AWARDは2019年から開催されており、単なる理念や宣言にとどまらず、制度・施策・文化としてD&Iがどれだけ組織に根付いているかを評価している。J:COMが認定された「ベストワークプレイス」は、D&Iが経営・制度・文化に高度に定着しているという評価で、以下、先進的なD&I施策を実施している「アドバンスト」、基本的なD&I施策を整備している「スタンダード」、取り組みを開始した段階の「ビギナー」という4段階で認定されている。
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