PayPay証券で2025年1月1日~12月7日の期間に買付された米国株式のうち、売買代金が高い人気の銘柄をランキングにてご紹介。PayPay証券 オウンドメディア「資産運用の1st STEP」編集長 臼田琢美氏の分析とともにお伝えする。


○【米国株式】2025年人気銘柄ランキング

PayPay証券によるデータ集計の結果は以下の通り。1位は「半導体チャレンジコース」(Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍)、2位は「エヌビディア」、3位は「金(ゴールド)コース」(SPDRゴールド・シェア)となった。

1位 半導体チャレンジコース(Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍)
2位 エヌビディア
3位 金(ゴールド)コース(SPDRゴールド・シェア)
4位 チャレンジコース(Direxion S&P500ブル3倍)
5位 エヌビディアチャレンジコース(Direxion デイリー エヌビディア株ブル2倍ETF)
6位 半導体逆チャレンジコース(Direxion デイリー 半導体株 ベア 3倍)
7位 テスラチャレンジコース(Direxion デイリー テスラ株ブル2倍ETF)
8位 テスラ
9位 パランティア・テクノロジーズ
10位 テクノロジーチャレンジコース(プロシェアーズ・ウルトラプロQQQ)

○半導体株と金関連ファンドがランキング上位に。分散投資と資産防衛ニーズ高まる 

臼田氏は、買付金額ランキングの1位に「半導体チャレンジコース」(Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍)がランクインした理由について、「AIブームの恩恵を受けるため、エヌビディアだけでなくブロードコムなど幅広い半導体関連株に分散投資しようとする動きが強かったためではないか」と分析した。「実際に2位のエヌビディアの勢いが低下し、競合相手としての存在感を高めてきたブロードコムの株価は堅調に推移しているだけに、個別銘柄を上回る人気となったことも頷けます。」(臼田氏)

また今年の大きな注目点として、3位に「金(ゴールド)コース」(SPDRゴールド・シェア)が入っていることを挙げた。インフレや地政学リスクの高まり、先行き不透明感などから金価格が史上最高値を更新する状況が続いていることから、「上昇期待に加え、資産分散先としての金の特性に注目した投資家がポートフォリオに組み入れる動きが広がったと思う」とコメントしている。金価格は一時的に下落したが、今は回復傾向にあり、その人気の高さがうかがえる。
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