マイナビが運営する「マイナビ転職」は12月15日、「2025年に転職した600人に聞いた、今年の転職活動と仕事に関する調査」の結果を発表した。調査は2025年11月5日~11月7日、2025年に転職をした正社員600名を対象にインターネットで行われた。

○転職活動を漢字1文字で表すと?

2025年に転職した正社員に、今年の転職活動を漢字1文字で表してもらったところ、「苦(9.0%)」が最多となり、「難(6.2%)」「変(5.7%)」と続いた。一方で、回答には多くの漢字が挙がっており、「良」のほか、「躍」「成」「明」などの漢字も見られた。

年代別では特に50代で「苦」が多く、年代が上がるにつれ「苦」の割合が多い傾向がみられた。漢字選択の理由を見ると、「苦」では「面接対策や書類の書き方など大変だったから(50代)」「働きながら転職したから大変だった(20代)」などの回答が見られたほか、「まったく別業種についたため(50代)」など新しい分野に挑戦している様子も見られた。

「良」では「ライフワークバランスを取れるようになり家族の時間が増えて心の豊かさが得られた(30代)」「今までの転職の中で一番良いものになった(50代)」、「楽」では「楽しかった。自分を知れる機会になったから。(20代)」など、転職を通して良い変化や経験ができた様子がうかがえる。また「オンラインで全て済ますことができたから(20代)」など、リモート面接などにより、移動などの手間をかけずに転職できたことが楽に感じている人もいるようだ。

○2025年の自身の仕事面における点数

2025年の自身の仕事面を100点満点で表してもらったところ、全体の中央値は70.0点だった。

年代別では20代が中央値75.0点で最高、40代が60.0点で最低であった。点数を付けた理由を見ると、50点以下では「新しい環境で、覚えないといけないことの多さと失敗できないプレッシャーに苦しんだ(15点:40代女性)」など苦労をしたという回答も多かった一方で、「理想的な職場に入社できた(50点:40代女性)」「新しく学ぶことが多かった(20点:30代女性)」など、ポジティブな声も複数見られた。

100点を付けた人の理由では「やったことのない仕事でわくわくドキドキだったから(20代男性)」「昇給、昇格した(40代女性)」「転職して学びの一年であったため(30代男性)」など、転職を通して新たな仕事に挑戦する様子や評価されたことで満足感を得ている様子がうかがえた。


○理想の面接官および職場の先輩は?

2025年の転職活動を経て、面接官に向いていそうな有名人と、職場の先輩でいたら嬉しい有名人を聞いたところ、共に1位は「天海祐希」が1位だった。年代別で見ると、「面接官に向いていそうな有名人」では20・40・50代は1位が「天海祐希」、30代は「阿部寛」が1位となった。

「職場の先輩でいたら嬉しい有名人」では30~50代は1位が「天海祐希」、20代は「ちゃんみな」が1位だった。

また、転職活動中に元気をもらったアーティストと、仕事をするうえで元気をもらったアーティストを聞くと、共に1位は「Mrs. GREEN APPLE」だった。

全年代で「Mrs. GREEN APPLE」の曲に元気づけられているようだ。ほか、「あいみょん」「ウルフルズ」「ZARD」など、世代を超えて愛されるアーティストの楽曲で自身を鼓舞している様子がうかがえる。
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