SBI証券とFOLIOは2025年12月20日夕方より、投資一任サービス「SBIラップ」の第4弾として、株式100%で運用する新コース「SBIラップ ALL株式コース(愛称:株ラップ)」の提供を開始する。投資助言は三井住友DSアセットマネジメントが行い、FOLIOが運用を担う。
本日、FOLIOホールディングス代表取締役社長兼CEOの甲斐真一郎氏、SBI証券 執行役員常務投資信託部長 上原秀信氏、三井住友DSアセットマネジメント 投信営業部長の田村一誠氏が登壇する「SBIラップ」の新商品発表会が行われた。本稿では、その発表内容を紹介する。
○運用残高2,000億円突破、加速する「SBIラップ」
「SBIラップ」は2022年3月に提供を開始し、AI投資コース、匠の運用コース、レバレッジ運用コースを展開してきた。SBI証券によると、2025年12月11日時点で運用資産残高は2,000億円を突破。1,500億円到達から約5か月弱での達成となり、資金流入ペースは加速している。
SBI証券 投資信託部管掌執行役員常務の上原秀信氏は、「NISAの税制メリットよりも、“手間がかからない”という価値を評価する投資家が増えている」と述べ、追加投資や継続利用が増えている点を強調した。
○初の「株式100%」、3つの戦略を機動的に配分
今回のALL株式コースは、これまでの分散型設計とは異なり、資産配分を株式100%に設定。以下の3つの戦略を組み合わせ、世界株式(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス〈除く米国〉)を上回るパフォーマンスを目指す。
米国株式セクター戦略
GICS分類の11セクターから、景気局面に応じて有望なセクターを選定。定量分析に定性判断を加え、S&P500超えを狙う。
米国株式ファクター戦略
バリュー、グロース、モメンタム、低変動など8つのファクターから、景気局面に適したものを選択し、S&P500を上回るリターンを目指す。
グローバル株式(米国除く)戦略
米国を除く世界株式に投資。
三井住友DSアセットマネジメント 投信営業部長の田村一誠氏は、「常に強いセクター、ファクター、地域は存在しない。だからこそ3戦略を組み合わせ、局面に応じて配分を変えることが重要」と説明した。
○「オールカントリー超え」を明確に意識した設計
質疑応答では、「これまでのSBIラップは安定志向だったが、今回は攻めた設計ではないか」という質問も出た。
これに対し上原氏は、「SBI証券で最も売れている投資信託は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。そのインデックスを上回ることを明確に目指す設計が、今回の株ラップのコンセプトだ」と説明。
単なる分散ではなく、「オルカンを持っている投資家が、次の一手として検討できる商品」だと位置づけた。
○想定顧客は限定せず、組み合わせ投資にも期待
ALL株式コースの想定顧客について、上原氏は特定の年齢層を限定しない考えを示した。実際、SBIラップ利用者は40~60代が中心だが、レバレッジ運用コースでは30代以下の比率が高いなど、コースごとに特徴があるという。
また、SBIラップ利用者の約3割は複数コースを保有しており、全コースを併せ持つ投資家も約6%存在。ALL株式コースも、既存コースとの組み合わせでの利用が見込まれている。
○「SBIラップはこれで終わりではない」
今後のラインアップについて、上原氏は次のように語った。
「SBIラップはこれで終わりではありません。既存のものとかぶらないもの、あるいは今、世の中にないものについては、今後も追加していきます。似た商品を増やすつもりはありません」
FOLIO代表取締役社長兼CEOの甲斐真一郎氏も、「選択肢を無制限に増やすのではなく、投資家にとって意味のある“隙間”を見極めながら拡張していく」と述べ、慎重かつ継続的な商品開発姿勢を示した。
株式100%という大胆な設計で登場した「SBIラップ ALL株式コース」。オールカントリーに次ぐ選択肢として、投資家の注目を集めそうだ。











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