ロンジンは、2026年の干支である午年(うまどし)に合わせ、マスターコレクションの限定モデル「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース(L2.919.4.09.2)」を発表した。
中国の画家、Peon Xu(ピオン・シュー/徐悲鴻)の作品「Galloping Horse(奔馬図)」をモチーフとし、ローターに象徴的な馬の造形を刻んでいる。
ダイヤルには中心から外側へと色調が変化するレッドのグラデーションを採用。サンレイブラッシュ加工のダイヤルは、光の当たり方や見る角度で表情が変わる。6時位置にはムーンフェイズを配置し、ムーンフェイズ外周の日付表示と組み合わせたものだ。針とインデックスはゴールドカラーで統一している。
シースルーバックが引き立てる奔馬図ローター
ステンレススチールケースは径42mm、厚さ11.20mm、風防は両面多層反射防止コーティングのサファイアクリスタルだ。ケースバックはシースルーとなっており、Peon Xuの作品に基づく奔馬図のモチーフと、その印章が刻まれたイエローゴールドカラーのローターを見ることができる。 特別刻印として「YEAR OF THE HORSE - LIMITED EDITION - ONE OF 2026」の文字も刻んだ。
ムーブメントはロンジン エクスクルーシブの自動巻き機械式「キャリバー L899.5」を搭載。パワーリザーブは約72時間と長い。シリコン製ヒゲゼンマイを採用し、耐磁性や耐久性にも配慮した設計だ。
ダイヤルのレッドグラデーションと、ゴールドの針とインデックス、シルバーのケース、ブラックのアリゲーターストラップは、カラーリングの組み合わせとしてはやや複雑に感じるかもしれないが、見た目のバランスはとてもいい。
ロンジンと馬術界 - 長年築かれた関係性を背景にした限定モデル
余談だが、ロンジンと“馬”の歴史は長く深い。19世紀末の1878年、ロンジンは馬と騎手のモチーフをケースに刻んだクロノグラフムーブメントを制作し、馬術をテーマにした時計づくりを開始。このクロノグラフはアメリカの競馬場などで使用され、馬術スポーツと時計の結びつきを象徴する存在となった。
1912年には、ポルトガルのリスボンで開催された障害飛越競技大会と公式パートナーシップを結び、馬術界との関係を確立。以降、ロンジンの高い精度のスポーツ計時技術は、数多くの馬術競技に採用されるようになった。
21世紀に入り、2013年からは国際馬術連盟(FEI)の公式タイムキーパーおよび公式ウォッチとしての役割を担うようになり、障害飛越競技、馬場馬術、総合馬術といった主要な馬術競技での公式計時を継続。ロンジンの名は国際的な馬術スポーツと深く結びついている。
ケース素材:ステンレススチール
ケースサイズ:径42mm×厚さ11.20mm
風防:サファイアクリスタル(両面多層反射防止コーティング)
裏ぶた:サファイアクリスタルのシースルーバック
ストラップ:ブラックアリゲーター
防水性能:3気圧防水
ムーブメント:自動巻き機械式「ロンジン エクスクルーシブキャリバー L899.5」
パワーリザーブ:約72時間











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