日々忙しく過ごす社長のカバンの中には、どんなものが入っているのでしょうか? 本連載では、各分野で活躍する会社の経営者が愛用するカバンと、必携アイテムを紹介していきます。今回は、株式会社インディゴデータ 大蔵陽一 代表取締役。


○株式会社インディゴデータ 大蔵陽一 代表取締役

株式会社インディゴデータ 代表取締役。35歳。2012年に埼玉大学を卒業後、家庭教師事業を立ち上げ、教育分野での活動を開始。2014年には社会人向け数学講師として統計講座を実施し、実務に役立つ数学指導を行う。2016年に「数学なんでも相談所YOROZU屋」を設立。2019年、株式会社インディゴデータを設立し、代表取締役に就任。数学とデータを軸に、人と社会をつなぐ事業を展開している。

○1.財布・デジタル名刺

名刺をたくさん持ち歩くのがあまり好きではないので、デジタル名刺を使っています。名刺は最終的にデータとして読み取るので、だったら最初からデジタル化しておいた方が良いのでは? と考えてデジタル名刺を採用しました。

財布の中は基本的にカードのみでキャッシュレス生活です。ただ、会社近くの蕎麦屋さんは現金のみなので、結局ものすごい量の小銭がかばんの内ポケットにたまってしまっています。

○2.ファイルケース

このケースは、数学教師時代から愛用しています。
収納力があり、書類や紙が折れないところがお気に入りです。中には、同じく数学教師時代から読み続けている数学の本と、いつでもメモが取れるように裏紙を入れています。

○3.衛生セット

サプリメントや歯ブラシ、アルコールティッシュ、鼻うがいセットなどを入れています。サプリメントは、親会社の社長におすすめされてからずっと愛飲しているものです。鼻うがいはもう何年も続けていて、手洗い・うがいと同じくらい大事だと思っています。空気中の菌は鼻からも入ってくるので、「鼻もちゃんと洗っておこう」という気持ちで続けています。

○4.ゴープロ

少し前から会社でショート動画を始めたので、いつでも撮影できるように常にカメラを持ち歩いています。

○5.スマホ

占いの結果をスマホケースに入れて、持ち歩いています。そこには「愛と平和主義の社長。数学が好きな人は平和主義者が多い。今年をなんとか生き延びれば、来年は人生が大きく躍進する一年になる」と書かれていました。

実は、別の占い師の方から二度も「あなたは35歳で死ぬ」と言われたことがあります。
今年がちょうど35歳なので、「今年をなんとか生き延びよう」と思いながら日々を頑張っています。

○■ネットで購入したトートバッグをご愛用

特に強いこだわりがあったわけではなく、ネットで見つけて使いやすそうだと感じ、購入しました。気づけば10年間、毎日使い続けています。日頃から手入れを欠かさず行っているおかげで、今もなお現役で活躍しています。

○数学教師がデータビジネスの世界へ

大蔵さんが取締役を務める株式会社インディゴデータは、主力事業としてデータDXサービス「PigData」を展開しています。「PigData」は “pic big data” を由来とし、企業のデータ活用やデータドリブンな意思決定を支援するパートナーとして、Webデータの収集、データレイク・データウェアハウスの構築、Tableau構築、データパイプライン全体の設計・構築など、データに関する課題を総合的に解決。設立以来、7期連続黒字を達成しています。

大蔵さん「私が学んできた数学とは、言語化が難しい複雑な理論を、数学というツールを通して表現し直し、誰もが使える形に変換する営みです。その根底には、“何かを翻訳し、社会とつなぐ架け橋になりたい”という私自身のテーマがあります。その想いから、弊社のサービス“PigData”を通じて、誰もが必要なデータにアクセスできる世界をつくり、人がより人間らしい活動に集中できる社会の実現を目指しています」

デジタルとアナログを上手に組み合わせ、自身の健康にも心を配る、そんな大蔵さんのこだわりが詰まったカバンの中身でした。
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