クラシルは12月16日、2025年の食トレンド分析結果を発表した。調査は1月1日~10月27日の期間に、「クラシル」で検索されたレシピ関連キーワードの伸長率を分析したもの。
○時短と健康の両立「せいろ・蒸し料理」「無水カレー」
「時短・健康」への意識の高まりから「せいろ・蒸し料理」や「無水カレー」が注目を集めた。
検索伸長率が最大6.4倍と著しい伸びを見せたのは「せいろ・蒸し料理」。油を使わないヘルシーさに加え、食材を切ってセットするだけで済む時短さ、そして一皿でメイン料理になる手軽さが、多忙なユーザーのニーズに合致したとのこと。
また、「無水カレー」も1.4倍の伸長率を記録。特にほったらかしで調理が完了する点が評価され、手間を省きたい方や夏場にキッチンに立つ時間を短縮したい方からの関心を集めたという。
○外食トレンドを自宅で再現できる「麻辣湯・豆乳担々麺」「ケバブ・タコス」
外食やSNSで話題となったレシピを自宅で手軽に再現したいという需要の高まりから「麻辣湯・豆乳担々麺」「ケバブ・タコス」も注目を集めた。
特に「麻辣湯」は5.8倍と大幅な伸びを見せた。また、1.5倍の伸長率を記録した「ケバブ」は、手軽に調理できて健康的なビジュアル映えメニューとして人気を集めた。
ユーザーが好みに合わせて具材や味付けを調整できるカスタマイズ性にも注目が集まり、食の多様化と楽しさを求めるニーズがデータに現れたとのこと。
○物価高時代の賢い食生活「豆苗」「魚肉ソーセージ」
年間を通じた物価高の影響もあり、コスパに優れ、生活に根ざした賢い食材である「豆苗」や「魚肉ソーセージ」の活用術が注目を集めた。
「豆苗」は、手軽に再生可能で高いコスパを誇ることから、伸長率が1.4倍を記録。加熱せずに食べられる手軽さも支持を集めた要因の1つ。
さらに、「魚肉ソーセージ」も1.4倍の伸長率に。コスパの良さに加え、たんぱく質が豊富で常温保存が可能という利便性の高さから、SNSで多様な調理法が注目された。
同社は家計を守りながらも食生活を豊かにしたいというニーズの現れを示唆している。











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