mitorizは12月17日、「年末年始の過ごし方に関する調査」の結果を発表した。調査は2025年11月28日~12月1日、消費者購買行動データサービス「Point of Buy」の会員2,992人を対象にインターネットで行われた。

○年末年始は「9連休」を取得予定が最多

「年末年始の休暇日数」について、事前に現在就労中と回答した2,269人を対象に調査したところ、「9連休」が最多で37.6%と、全体の約4割を占める結果となった。一方で「6連休」(9.0%)や「5連休」(8.0%)、「8連休」(7.8%)などに回答が分散し、休暇日数に差がある様子も見受けられる。一方で「連休はない」と回答した人は16.4%にのぼり、年末年始にまとまった休暇を取得できない層も一定数存在することがわかった。
○年末年始の食事、36.5%は節約を意識

「年末年始の食事スタイル」について調査したところ「普段は節約を意識しているが、年末年始はちょっと贅沢」と答えた人が全体の47.0%と最も多く、約半数が年末年始を"特別な時期"と捉えていることがわかった。一方で36.5%は「普段も節約を意識しており、年末年始も節約を意識」と回答しており、特別な時期においても支出を抑える姿勢を維持する層が一定のボリュームを占めていることがわかった。
○過ごし方は「何もせずゆっくり」が最多

「年末年始の過ごし方」を調査したところ、最も多かったのは「何もせずゆっくり過ごす」(47.1%)で、前年(45.9%)から微増した。年末年始を"外に出てイベントを楽しむ"というよりも、疲れを癒やしながら静かに過ごす時間として捉える人が増えている様子がうかがえる。実際、上位には「食事を楽しむ」(29.3%)や「大掃除」(25.4%)といった"自宅中心"の過ごし方も並んでおり、家の中で気分転換や整え直しをする年末年始が一定の支持を集めている。

一方で、外出を伴う行動には変化も見られた。前年同様に「初詣・お参り」(33.6%)が2位となったものの、前年(42.4%)から8.8ポイント減少しており、定番行事である初詣でさえ外出を控える人が増えていることがわかる。過ごし方の詳細を尋ねた自由回答でも「人混みを避けたい」「どこへ行っても混雑している」といった声が目立ち、混雑や移動の負担を避けたい意識が強まっている様子がうかがえる。こうした"混雑回避"の志向が、外出を減らして「何もせずゆっくり過ごす」といった選択につながり、年末年始の過ごし方をよりインドア寄りへ押し出している可能性も考えられそうだ。

○おせちを「毎年食べる」人は4割弱

「おせち・お雑煮を食べるか」について調査したところ、おせちは「毎年食べる」が39.7%と4割弱にとどまった。一方で「だいたい食べている(食べない年もある)」が20.0%、「だいたい食べていない(食べる年もある)」が14.0%と、年によって食べたり食べなかったりする層も一定数見られるが、「毎年食べない」も26.3%と4人に1人を超えている。準備の手間や価格、量の多さといったハードルの高さも背景に、おせちは"必ず食べる年中行事"から"家庭や年によって選択されるもの"へと位置づけが変化しつつある様子がうかがえる。

一方、お雑煮は「毎年食べる」(55.2%)に「だいたい食べている(食べない年もある)」(17.4%)を加えると、あわせて72.6%が"食べる派"となった。おせちよりも「毎年食べるもの」として定着しており、多くの家庭で親しまれていることがわかる。
○おせちに飽きたら食べたいもの、1位はラーメン

「おせち・お雑煮に飽きたら食べたいもの」について調査したところ、最も多かったのは「ラーメン」(34.0%)で、次いで「カレー」(31.0%)、「寿司・海鮮丼」(30.8%)が続いた。ラーメンは全年代で1位または2位に位置しており、正月料理に飽きた後で食べたい、手軽さを兼ね備えた選択肢として幅広く支持されている様子がうかがえる。一方で「特になし」は20代以下が21.7%、30代が21.9%と2割を超え、他年代より高めだった。これは若い年代ほど、正月料理へのこだわりが比較的薄く、お正月でも普段どおり好きなものを自由に食べている層が比較的多い可能性が考えられる。
○年始の挨拶は「LINE」が48.9%

「年始の挨拶」について調査したところ、「挨拶をする」は72.0%となり、2023年(75.9%)から年々、徐々に減少傾向にある。挨拶の手段は引き続き「LINE」(48.9%)が最多で、「年賀状」(32.9%)が続くが、年賀状は前年から6.6ポイント減と大きく下がっている。「メール」(15.9%)「SNS投稿」(6.5%)「SNSダイレクトメール」(4.2%)などがいずれも前年より伸びており、年始のコミュニケーションはより一層デジタルへシフトしているといえそうだ。
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