IDEATECHは12月18日、生成AIを活用した個別銘柄投資に関する実態調査の結果を発表した。調査は2025年11月10日~12月10日、個別銘柄で300万円以上の株式投資を行っており、かつ直近1ヶ月以内に生成AI(ChatGPT、Claude、Geminiなど)を業務またはプライベートで使用している投資家493名を対象にインターネットで行われた。
○株式投資で約7割が生成AIを「活用している」と回答
「あなたは、個別銘柄の株式投資において、生成AI(ChatGPT、Claude、Geminiなど)を活用していますか」と質問したところ、「頻繁に活用している(週に複数回以上)」が28.2%、「時々活用している(週に1回程度)」が30.6%という結果となった。
○第1位は「企業の成長戦略理解」50.4%
「頻繁に活用している」「時々活用している」「たまに活用している」と回答した人に、「株式投資において、生成AIをどのような用途で活用していますか」と質問したところ、「企業の成長戦略や事業内容の理解」が50.4%、「銘柄選定・スクリーニング(投資候補の絞り込み)」が47.6%、「財務分析(売上、利益、キャッシュフローなどの分析)」が46.0%という回答となった。
○生成AIとの対話後、82.3%が株式売買を「複数回実行した」
「頻繁に活用している」「時々活用している」「たまに活用している」と回答した人に、「生成AIとの対話を通じて、実際に株式の購入や売却といった投資行動を起こしたことがありますか」と質問したところ、「何度もある(5回以上)」が36.0%、「数回ある(2~4回程度)」が46.3%という回答となった。
○第1位は「保有銘柄を売却する判断」で53.8%
Q3で「何度もある」「数回ある」「一度だけある」と回答した人に、「生成AIの情報や分析が、具体的にどのような投資行動につながりましたか」と質問したところ、「保有銘柄を売却する判断をした」が53.8%、「購入を検討していた銘柄の購入を見送った」が47.8%、「新規銘柄の購入を決断した」が42.8%という回答となった。
○半数以上が「2~3ヶ月以上前」から投資判断に活用
Q3で「何度もある」「数回ある」「一度だけある」と回答した人に、「生成AIを投資判断に活用し始めたのは、いつ頃からですか」と質問したところ、「1ヶ月以内」が15.0%、「2~3ヶ月前」が35.3%という回答となった。
○生成AI利用者の64.3%が「IR資料と照合」を実施
Q1で「頻繁に活用している」「時々活用している」「たまに活用している」と回答した人に、「生成AIから得た情報を、企業のIR資料や決算説明資料などの一次情報と照らし合わせて確認していますか」と質問したところ、「必ず照らし合わせて確認している」が21.6%、「ほとんどの場合、照らし合わせている」が42.7%という回答となった。
○78.1%が「新たな銘柄や投資アイデア」との出会いを経験
Q1で「頻繁に活用している」「時々活用している」「たまに活用している」と回答した人に、「生成AIに相談したことで、自分では思いもよらなかった銘柄や投資アイデアに出会ったことがありますか」と質問したところ、「何度もある」が30.2%、「数回ある」が47.9%という回答となった。
○生成AIの想定外の提案、84%が「実際に投資した」と回答
Q7で「何度もある」「数回ある」「一度だけある」と回答した人に、「生成AIから提案された想定外の銘柄や投資アイデアに対して、実際に投資を行いましたか」と質問したところ、「複数の銘柄に投資した」が43.6%、「1つの銘柄に投資した」が40.4%という回答となった。
株式投資で生成AI活用者の66.4%が「高精度」と評価
Q1で「頻繁に活用している」「時々活用している」「たまに活用している」と回答した人に、「株式投資における生成AIの回答や分析の精度について、投資家としてどのように評価していますか」と質問したところ、「非常に高精度で信頼できる」が18.8%、「ある程度高精度で参考になる」が47.6%という回答となった。
○第1位「多角的な分析」51.4%、財務解説も5割超で高評価
Q9で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「生成AIの精度や有用性について、具体的にどのような点を評価していますか」と質問したところ、「多角的な視点からの分析を提示してくれる」が51.4%、「複雑な財務データをわかりやすく解説してくれる」が50.6%、「リスク要因を客観的に指摘してくれる」が38.9%という回答となった。
○70.1%が今後「生成AIの活用を増やしたい」と回答
Q1で「頻繁に活用している」「時々活用している」「たまに活用している」と回答した人に、「今後、株式投資における生成AIの活用を増やしていきたいと思いますか」と質問したところ、「大幅に増やしていきたい」が21.1%、「ある程度増やしていきたい」が49.0%という回答となった。
○第1位は「情報収集や分析の時間短縮」で64.8%が期待
Q11で「大幅に増やしていきたい」「ある程度増やしていきたい」と回答した人に「今後、生成AIの活用を増やしていきたい理由を教えてください」と質問したところ、「情報収集や分析の時間が短縮できるから」が64.8%、「自分では気づかない視点が得られるから」が53.8%、「投資判断の精度が向上すると思うから」が45.8%という回答となった。
○株式投資で生成AI活用しない理由
Q1で「ほとんど活用していない」「全く活用していない」と回答した人に、「株式投資で生成AIをあまり活用していない理由を教えてください」と質問したところ、「情報の正確性に不安があるから」が32.3%、「AIを使う必要性を感じていないから」が23.8%、「AIに投資判断を委ねることに抵抗があるから」が23.1%という回答となった。
○生成AIを活用した株式投資についての意見
「全ての方にお聞きします。生成AIを活用した株式投資について、ご自身の経験や考えを自由にお聞かせください」と質問したところ、「自分のポートフォリオについて、投資効率の観点から売却すべきもの、残すべきものについて金融理論に基づく疑似専門家としての意見をもらうことができた。」や「勢いに任せた投資をしてしまうことがあるのでAIに相談し、一旦冷静になることが多い」「客観的な視点を手軽に得られるので、冷静な投資判断が出来る。」など260件の回答を得ることができた。
○約9割が生成AI時代の「AI対応IR活動」が重要と回答
「今後、企業のIR活動において、生成AIが適切に判断できるような積極的な情報開示(以下、AI対応IR活動)が重要になると思いますか」と質問したところ、「非常に重要だと思う」が41.6%、「ある程度重要だと思う」が48.3%という回答となった。
○AI対応IR活動が重要だと思う理由
Q15で「非常に重要だと思う」「ある程度重要だと思う」と回答した人に、「AI対応IR活動が重要だと思う理由を教えてください」と質問したところ、「AIに正確な情報がないと適切な投資判断ができないから」が45.6%、「今後、AI経由で銘柄を探す投資家が増えると思うから」が41.8%、「AI対応している企業は先進的で成長が期待できるから」が38.1%という回答となった。
○AI対応IR活動を重視する投資家7割が「投資判断に影響する」と回答
Q15で「非常に重要だと思う」「ある程度重要だと思う」と回答した人に、「AI対応IR活動を積極的に行っている企業と、そうでない企業があった場合、あなたの投資判断に影響がありますか」と質問したところ、「大きく影響する(AI対応している企業を積極的に選ぶ)」が22.8%、「ある程度影響する(同条件ならAI対応している企業を選ぶ)」が48.1%という回答となった。
○企業のAI対応IR「成長戦略の明確な言語化」が49%で最多
Q15で「非常に重要だと思う」「ある程度重要だと思う」と回答した人に「企業のAI対応IR活動として、具体的にどのような取り組みを期待しますか」と質問したところ、「成長戦略や事業計画の具体的かつ明確な言語化」が49.0%、「投資家がAIに質問しそうな内容への先回り的な情報開示」が43.1%、「生成AIが理解しやすい形式での決算資料・IR資料の公開」が39.5%という回答となった。











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