ぐるなびは12月18日、「お正月グルメ」についての調査結果を発表した。調査は2025年12月5日~12月6日、20代~60代のぐるなび会員1,300名を対象にインターネットで行われた。

○大晦日に食べるものは?

今回の調査では、年末年始の「食」の過ごし方について、性別や年代による傾向の違いが鮮明になった。

大晦日のメニューでは、「蕎麦」、「寿司」、「刺身」がトップ3を占め、年越し蕎麦を中心とする伝統が根強いことがわかる。特に「蕎麦」は、20代(32.1%)と60代(54.0%)で20ポイント以上の差があり、高齢層ほど伝統を重んじる傾向が明確となった。

○おせちを食べる人は約半数

おせち料理を「食べる予定がある」人は全体で51.3%と約半数にとどまった。資料には載せていないが、20代、30代では全体と比べて低い傾向が見られていた。20代、30代の若者を中心に、お正月の食卓の多様化が進んでいるのかもしれない。

○正月三が日のメニューは?

正月三が日のメニューでは、「寿司」、「餅」、「刺身」がTOP3となった。4位の「鍋料理」は、年代が上がるほど高くなる。「餅」も、20代、30代と50代、60代では15ポイント以上の差がみられた。

○正月太り、「よくある」「たまにある」が7割

正月太りは「よくある」(33.9%)、「たまにある」(36.1%)と回答した人が合わせて7割を超えており、多くの人が連休中の食べ過ぎを経験していることがわかった。「よくある」は、男性の28%に対して女性は40%だった。

○正月のリセットグルメ

「リセットグルメ」としては、「雑炊」、「野菜スープ」、「サラダ」、「豆腐」が僅差で並んだが、「野菜スープ」は男性(8.2%)と女性(19.0%)で10ポイント以上の大差がつき、食後の調整法にも男女で意識差があることがわかった。


○「お雑煮」地域ごとの特徴は

餅を使った伝統料理である雑煮は、地域によって出汁や具材、餅の形などに多様な違いがあるのが有名だが、自由回答で尋ねたところ、高級食材入りや、具沢山、出汁にこだわったものがある一方で、小松菜のみのシンプルなものまで、様々な意見があがり、日本の食文化の奥深さがうかがえた。
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