WOWOWとLeminoで放送・配信されるドラマ『北方謙三 水滸伝』(2月15日スタート、毎週日曜22:00~)の主題歌が、MISIAの新曲「夜を渡る鳥」に決定した。

MISIAの最大のヒット作は、2000年に放送され社会現象になった月9ドラマ『やまとなでしこ』(フジテレビ)の主題歌「Everything」その『やまとなでしこ』で演出を担当していたのが、本作『北方謙三 水滸伝』の若松節朗監督だった。


今回、若松監督たっての「MISIAさんにぜひお願いしたい」という希望でオファー。その理由を「理不尽な時代に抗い、叛逆の闘いに身を投じていく漢(おとこ)たちの物語だからこそ、エンディングでは、彼らを大きな愛で包み込むような楽曲が必要だと思った」と語る。

MISIAもその熱意を受けて快諾し、26年ぶりのタッグが実現。オファーを受けた際には「初めはこの世界観を歌いこなすのは非常に難しいと感じていまし」というが、「この作品と向き合う時間は、自分自身の内側にある“信じること”、“抗うこと”、“生き抜くこと”を、静かに見つめ直す時間でもありました」と語っている。

完成した主題歌のタイトルは、「夜を渡る鳥」。作曲は今年でデビュー60周年を迎えたシンガー・ソングライター、加藤登紀子。MISIAへの楽曲提供は初となる。作詞は「残酷な天使のテーゼ」の及川眠子氏、編曲は『シン・ゴジラ』の鷺巣詩郎氏が手掛ける。

ストリングスが奏でる壮大な音色と、力強くも未来への希望に満ちた歌詞が合わさり、MISIAの真骨頂とも呼べる一曲に。「時代や立場は違っても、人が人として抱える想いや葛藤、そして仲間を想う気持ちは、今を生きる私たちの心にも確かにつながっていると感じています。この歌が物語の世界とともに皆さんの胸にそっと寄り添い、登場人物たちの生き様や想いを、より深く感じていただくきっかけになればうれしいです」とMISIAは語っている。

完成した楽曲を聴いた若松監督は「この作品に生きる者たちを、あたたかく、そして優しく包み込みながら、確かな“応援歌”として寄り添ってくれていると感じました。
その感動は、かつてドラマ『やまとなでしこ』で主題歌『Everything』を初めて聴いたときの気持ちが蘇るほどでした」と大満足の様子。「ドラマの最後のピースが、すべてそろった」と、その想いを熱く語った。

コメント全文は、以下の通り。

○MISIA

主題歌のお話をいただいたとき、初めはこの世界観を歌いこなすのは非常に難しいと感じていました。

しかし、この作品と向き合う時間は、自分自身の内側にある「信じること」「抗うこと」「生き抜くこと」を、静かに見つめ直す時間でもありました。

時代や立場は違っても、人が人として抱える想いや葛藤、そして仲間を想う気持ちは、今を生きる私たちの心にも確かにつながっていると感じています。

この歌が物語の世界とともに皆さんの胸にそっと寄り添い、登場人物たちの生き様や想いを、より深く感じていただくきっかけになれば嬉しいです。
○若松節朗監督

本作は、理不尽な時代に抗い、叛逆の闘いに身を投じていく漢(おとこ)たちの物語です。

だからこそエンディングでは、そんな彼らを大きな愛で包み込むような楽曲が必要だと考え、真っ先にMISIAさんにお願いしました。すぐにご快諾いただき、とても嬉しかったですね。

完成した「夜を渡る鳥」を聴いた瞬間、この作品に生きる者たちを、あたたかく、そして優しく包み込みながら、確かな“応援歌”として寄り添ってくれていると感じました。その感動は、かつてドラマ『やまとなでしこ』で主題歌「Everything」を初めて聴いたときの気持ちが蘇るほどでした。


実際にドラマの映像に当ててみると、その心地よさが際立ち、作品の世界と完璧に重なっていく。『北方謙三 水滸伝』というドラマの最後のピースが、すべてそろったと思います。

【編集部MEMO】
『やまとなでしこ』は、2000年に放送された松嶋菜々子主演のドラマ。最終回は世帯視聴率34.2%(※ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録した。
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