秋田県といえば、「あきたこまち」や「サキホコレ」など美味しいお米が有名な場所。お米が美味しいからこそ、ごはんのお供も充実しています。秋田県以外ではあまり知られていないごはんのお供「ぼだっこ」をご存じでしょうか? 初めて見た時は"どういうこと!?"と驚くこと必至の紅鮭です。秋田県アンテナショップ「あきた美彩館」で買ってみました!○秋田県のアンテナショップで発見! 「ぼだっこ」とは品川駅からすぐの、品川プリンスホテル近くにある「あきた美彩館」は秋田県のアンテナショップです。秋田県の名産品がたくさん種類豊富に売られており、関東ではなかなか出会えないものまで充実しています。関東では目にすることがない「ぼだっこ」ですが、あきた美彩館では数種類が販売されていました。○たった40g? と思うが、塩分量が驚異「ぼだっこ」とは、秋田の方言で「塩辛い紅鮭」だとPOPに記載があります。それにしても40gで840円とは……少し高級な気もします。「超しょっぺえ」と書いてあるように、ぼだっこは塩辛すぎてほんのひとかけらでごはんを山盛り食べることができると言われています。秋田県内では白いご飯にひとかけらだけぼだっこがのった弁当が売られているようで、話題になったこともありました。原材料は紅鮭、食塩と酸化防止剤のみ。他の味付けとかはないんですね。賞味期限は購入してから1年ほど持つようです。お皿に出してみると、40gは鮭の切り身半分くらい? 大きな塊になっていますが、7切れほどです。1食でペロリと食べてしまえそう。しかし栄養成分表示を見てみると、100gあたり塩分は14.48g! この瓶には40g入りですから、ひと瓶で塩分5.8gということになります。1日の塩分摂取量(目標)は、成人男性は7.5g未満・女性は6.5g未満ですから、ぺろりと一食で食べたら……結構な塩分を摂取することに。つまりそのくらいしょっぱいんですね。○塩辛さだけでなく旨味もある秋田ではこのぼだっこは、炊いた白米にのせて食べるのが主流。秋田では昔から塩辛くして鮭が腐らないようにして保存食として親しまれてきたようです。さらに、米どころということもあり、「米を美味しく食べる」ために少量でも美味しくお米が食べられるぼだっこが誕生したようですね。最初は「このくらい一口で……」と思ってしまいますが、少し口にしただけでまさに「辛い!」と叫ぶほど塩味が強い。とても一口では無理そうです。とはいえ、しょっぱいっだけではなく塩辛さの奥に旨味も感じるので、じわじわとクセになります。しかし、ぼだっこに慣れていない私たちはついクセでパクっと食べてしまいそうになります。なので、最初に小さいサイズに細かくしておくのがおすすめ。個人的には適量はごはんに対してこのくらいだと感じました! めちゃめちゃコスパが良い。そう考えると40gで840円は決して高くないのかも。秋田ではぼだっこをお茶漬けにして食べることがあると聞き、お茶漬けでも食べてみたところ、塩味がマイルドになってより食べやすくなりました。おにぎりにすると持ち歩いている間に塩味がごはんにしみ込んで美味く食べられるようですね!塩味と旨味があるので、ひと切れで日本酒も進みそう! 少量でごはんもお酒も進むウマ辛な秋田グルメ「ぼだっこ」、ぜひ一度は食べてみてほしいです!