スキンケアに関心を持つ男性が増える一方で、「善意のケアが逆に老化を進めている」ケースも少なくないという。ゴリラクリニック 銀座ANNEX院院長の太田博之医師が挙げる“やらない方がいい美容習慣”は、意外にもスキンケアに熱心な人ほど陥りやすいものだった。
男性が無意識にやってしまいがちなNG行動と、その正しい見直し方を聞いた。
○「やらない方がいい」美容習慣とは

──「これはやらない方がいい」という習慣はありますか?

太田医師がまず挙げたのは、意外にも“熱心すぎる自己流ケア”だった。

「やらない方がいい美容習慣でいうと、独学のスキンケアです」

スキンケアに関心を持つ男性が増えていること自体は、医師として歓迎しているという。ただし、その一方で“基礎が抜け落ちたままの実践”も多いと指摘する。

「独学で『オールインワンがよい』と決めつけてしまったり、まだよくわかっていない成分を良しとしたりと、スキンケアの基礎ができていない方も多く見受けられます」

重要なのは、流行や評判に飛びつくことではない。

「正しい知識と、自分の肌の状態を知った上で、ご自身の肌に合うものを“楽しんで探す”ことが大事だと思います」

“勉強しないで真似する”ことが、最も失敗しやすい美容習慣だというわけだ。

○男性がやりがちな「間違ったスキンケア」

──実際の診療現場で、男性に多いスキンケアの間違いは何でしょうか。

「男性がやりがちな間違ったスキンケアで言えば、やはり摩擦です」

汚れを落とそうとするあまり、肌にダメージを与えてしまっているケースは少なくない。

「洗顔の際にゴシゴシと擦ったり、化粧水をなじませようとして肌を何度も触ったり、人によっては叩きつけている方もいるかと思います」

一時的には「すっきりした感じ」がするが、その代償は大きい。

「すっきりする気がする一方で、実は肌は触れれば触れるほど、たるみやシミが増えてしまいます。(化粧水などをなじませるときは)なるべく触れているか、触れていないかくらいでよいです」

洗顔時の具体的なポイントも明確だ。

「洗顔の際は泡タイプのもの、もしくは石鹸であればよく泡立てて、泡に汚れを吸着させるようにしましょう。
指で肌をなぞらないよう、気をつけてください」

○ゴリラクリニック 太田 博之医師

開成中学・高校卒業。昭和大学医学部を卒業後、昭和大学横浜市北部病院にて研修。研修終了後、昭和大学眼科学講座に入局。美容医療に携わりたいという思いからゴリラクリニックに入職。同院の新宿本院院長に就任を経て2023年3月16日、銀座一丁目の『SILVER FOX BY GORILLA CLINIC(※)』院長に就任、現在に至る。私生活では一男二女の父。仕事も家事も育児も全力で!がモットー。趣味はワインコレクト。2024年5月1日にリブランディングにより『SILVER FOX by GORILLA CLINIC』より、『GORILLA CLINIC 銀座ANNEX院』へ改称
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