ナビットは12月19日、「クリスマス」についての調査結果を発表した。調査は2025年11月、20代~80代の男女1,000人を対象にインターネットで行われた。
○クリスマスイブにお祝いする人が多い
クリスマスのお祝いをするタイミングについて調査した。結果、お祝いする人とお祝いの予定がない人でおおよそ半々で、お祝いをする人の中ではクリスマスイブである「24日」が最も多い304人という結果になっている。
○自宅でクリスマスを楽しむ人が多数
クリスマスの予定についても調査した。最も多かったのが「自宅でのんびり」で339人、そして「お家でパーティー」が313人と、自宅で過ごす人が多いことが分かる結果となった。
○クリスマスは家族と共に
クリスマスを共に過ごす人について聞いた。一番多かったのは「パートナー(配偶者・恋人)」で448人、次に多かったのは「子ども・孫」で299人、3番目が「左記以外の家族」で106人という結果になった。家族で過ごすという人がかなりの割合を占めることが分かる。
○プレゼント選びはコスパ重視?
クリスマスプレゼントの予算について聞いた。最も多かった回答は「2000円以下」で56.4%。続いて「2000円~5000円」が18.5%、3番目が「5000円~10000円」で16.8%という結果になった。費用を抑えつつ、いかに相手が喜んでくれるものをあげられるかがキモとなりそうだ。
○クリスマスの思い出は?
「今までのクリスマスで一番思い出深いエピソードはなんですか?」というアンケートをフリー回答で実施したところ、「こどものころクリスマスの朝に母の手づくりのブーツに入ったお菓子が楽しみだった」、「自宅用のクリスマスツリーの根元に、毎年娘のプレゼントを置いてます。
特別な日を楽しむ子どもとして、子どもが喜ぶための用意をする親として、そして食卓を彩るケーキを配達する立場として。今回のアンケートではこれ以外にも様々な立場からのクリスマスの思い出が寄せられた。
○日本でクリスマスが「一大イベント」になるまで
調査では、日本でクリスマスが「一大イベント」になるまでについても解説している。
クリスマスは「イエス・キリストのミサ」を意味し、キリストの誕生を祝う降誕祭とされる。今では当たり前のように日本でも親しまれているイベントだが、そんな日本には長らくキリスト教が禁じられていたという歴史がある。クリスマスはいかにして日本でポピュラーイベントとしての地位を確立したのか。
日本でのクリスマスの歴史は、戦国時代の1552(天文21)年に山口県で宣教師たちが日本人信徒を招いて、キリストの降誕祭のミサを行ったことが最初と言われている。当時はまだキリスト教の弾圧は盛んになっておらず、異文化交流の余地がある中での始まりであったことがうかがえる。
江戸時代になるとキリスト教の厳しい弾圧があり、次にクリスマス文化が花開くのは明治時代。そのなかでもいち早くクリスマス文化を取り入れたのが俳人の正岡子規と言われており、クリスマスについて歌った俳句がいくつか残されている。
またクリスマスケーキの誕生と進化もクリスマスの市民権獲得に大きく影響した。1910(明治43)年に、不二家から日本初のクリスマスケーキが販売される。家族で食卓を囲みながらクリスマスケーキを分け合うという文化が根付き、今に至る「クリスマスというイベント」のイメージの象徴として存在感を放っているといえる。











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