北海道電力は12月22日、三井不動産と、新規メガソーラー開発による再生可能エネルギー導入拡大に向けた「オフサイトフィジカルコーポレートPPA」に関する契約を締結したと発表した。2026年1月1日から、北海道北見市のメガソーラーで発電した電力の供給を開始するという。
○取り組みの概要
今回の契約では、三井不動産が北海道北見市美園に開発する出力約3129kWのメガソーラーで発電した電力を、北海道電力を通じて三井不動産が管理・運営する複数施設へ供給する。
供給先は、三井アウトレットパーク札幌北広島、札幌三井JPビルディング、北一条三井ビルディング、三井ガーデンホテル札幌および三井ガーデンホテル札幌ウエストの共用部とされている。
年間発電量は約400万kWhを見込んでおり、これは一般家庭約1,300世帯分の年間使用電力量に相当するという。
オフサイトフィジカルコーポレートPPAは、発電所から一般送配電網を介して遠隔地の需要家に電力を供給する仕組みで、発電電力と環境価値を一体で長期的に調達できる点が特徴とされる。
三井不動産は、2030年度までに年間約3.8億kWh規模のメガソーラー開発を目標に掲げている。
北海道電力は、再生可能エネルギーの導入拡大を通じて温室効果ガス排出削減に取り組んでおり、今後も再エネ活用や脱炭素に資する取り組みを進めていくとしている。











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