北海道電力は12月26日、明治安田生命保険のESG融資の枠組みを活用した「トランジションローン」による資金調達を実施したと発表した。原子力発電所の再稼働に向けた安全対策投資などに充てるという。
ほくでんの取り組み
同社は「ほくでんグループ経営ビジョン2035」において、サプライチェーン排出量を2013年度比で2030年度に46%削減、2035年度に60%削減する目標を掲げ、2050年の北海道におけるエネルギー全体のカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めている。
今回のトランジションローンは、明治安田生命保険のESG融資フレームワーク「明治安田サステイナブルファイナンス」を活用したもので、借入総額は30億円。
資金使途は、既設原子力発電所の再稼働に必要な安全対策投資(新規制基準適合に向けた安全性向上の取り組みなど)や、既設原子力発電所の運営・改修・運転継続に必要な投資および費用としている。
これらの資金使途は「北海道電力グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク」に定めるプロジェクトに定めるプロジェクトであり、同社はこのローンを通じて、脱炭素化移行への取り組みについて金融機関をはじめとした幅広いステークホルダーの理解を深めるとともに、資金調達の多様化と安定化につなげる考えだ。











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