株式会社SmartpayでCRO(最高収益責任者)を務める大坪直哉さん(54歳・肩書は取材時のもの。現在は株式会社BODYSPEAKSMIND代表取締役)は、五十肩をきっかけに健康意識が高まり、近所にあるパーソナルジムへ通うように。


そこからボディメイクのおもしろさに目覚め、50歳を過ぎてボディビル大会にも出場するようになったという。さらに、見た目の清潔感にもこだわり、奥様や娘さんのスキンケアアイテムの横には、自分専用の美容グッズが並ぶ。大坪さんに「イケオジ」としてのこだわりを聞いた。

週5でパーソナルジムへ。きっかけは「五十肩のショック」

33歳までイギリスで舞台俳優をしていた大坪さんは、以前から身だしなみには気を配っていたが、年齢を重ねるにつれてその意識はより高くなったという。きっかけは、あるショックな出来事だ。

「20年以上、家族で鎌倉に住んでおり、趣味はサーフィンです。50歳を過ぎたころ、いつものようにボードを担ごうとしたら、肩に激痛が走って……。『これが五十肩か』と衝撃を受け、本格的に体を動かさなければと痛感しました」

まずは近所のパーソナルトレーニングジムに週1回ほどの頻度で通っていたが、体が変化していく過程に喜びを感じるように。そんな中、ベストボディ・ジャパンの大会を知った。

この大会はボディビル大会とは異なり、肉体美と見た目の美しさを競うというものだ。18歳以上なら誰でも出場可能で、全体のバランスが取れた体型やルックス、ポージング、ウォーキング、さらには知性や品格といった点も審査対象となる。
そのため、年齢に左右されにくく、幅広い層が挑戦しやすいのが特徴だ。「50歳を過ぎた自分でもチャンスがあるかもしれない」と、大会出場を目指すようになった。

「大会出場を決めてからは、週5回ジムへ通いました。食事管理の勉強も始め、特製のスムージーを作るなど、自分なりにこだわりました。しかし、52歳で初めて出場した大会では入賞すらできず、とても悔しい思いをしました。大人になってから、人前で評価されないという経験は大きなショックでしたが、それが逆にもっと頑張るための燃料になったんです」

努力が実を結び、53歳で出場した「ベストボディ・ジャパン2024富山大会」ではベストボディ部門ゴールドクラス(50~59歳が対象)で準グランプリを獲得。さらに「ベストボディ・ジャパン2025大分大会」ではモデル部門ゴールドクラスで念願のグランプリに輝いた。現在は年に1回の大会出場をルーティンとしており、2026年度の大会に向けて増量期間を過ごしている。
信頼するトレーナーに追い込まれる環境で、さらに体を磨く

現在通っているのは、車で20分ほどの場所にある「hype personal gym(ハイプ パーソナル ジム)」。週2~3回、60分コースに通っている。もともと近所のジムにいたトレーナーが独立してオープンした店舗で、自宅からは少し距離があるものの、解剖学の知識に基づいた的確なアプローチに信頼を寄せており、足しげく通っているそう。

3年以上、ボディメイクに力を入れているため、トレーニング内容は頭に入っているが、挫けそうなときの声かけや足りない要素を客観的に指摘してくれる環境は欠かせないという。


「このジムで特に気に入っているのは、天井に設置された鏡です。上から自分のフォームを確認できるため、狙った筋肉に正しく負荷がかかっているかを視覚的に把握できます
美容アイテムは自分で調べて試し、納得したものを長く愛用

続いて聞いたのは、美容へのこだわりだ。洗面所には奥様や2人の娘さんのスキンケアアイテムと並んで、大坪さんの愛用品が置いてある。

「アイテムを入れているトレーは子どもが小さい頃に落書きをしたもの。気に入ってずっと使っています(笑)。アイテムは家族に選んでもらうのではなく、自分で店舗へ足を運んだり、信頼できる人から紹介してもらったりして、実際によいと納得したものを選んでいます。あれこれ浮気するよりは、気に入ったものを長く使い続けるタイプです」

ヘアケアには、手ぐしのような自然な質感を再現できるVeSS「HOMMES STYLING」のメッシュコームがお気に入りだ。

「髪はカッチリと作り込みすぎないことが大人の美しさにつながると思います」

続いて、保湿には自然化粧品研究所「オーガニック バージン ホホバオイル ゴールデン 100mL ポンプボトル」を使っており、今のように肌が乾燥しやすい時期には欠かせないアイテムだという。

男性の悩みの種であるシェービングケアは約5年使い続けている「Aesop(イソップ)」の「シェービング ブラシ」、「モロッカンネロリ シェービング セラム」、「モロッカンネロリ ポストシェーブ ローション」をライン使いしている。

「Aesopの製品は香りと付け心地が好きなので使い続けています。シェービングはボウルを使って泡立てるクラシックなスタイルにこだわっており、アフターシェーブまで含め、朝のルーティンになっています」

そんな美容アイテムの中でも、特に気に入っているのがスキンケアブランド「MTメタトロン」の化粧水「MT コントア ローション」と美容液「MTエッセンシャル・セラム」だ。

「MTメタトロンはもともとエステサロン専売で発売されていた化粧品なのだそうで、知人の女性経営者から『男性の肌にも合う』とすすめられて使い始めましたが、すごく肌になじんで気に入っています。
無香料なので、Aesopとも相性がよいです」

大坪さんにとって、美容は単なる若作りやモテるための手段ではないという。

「体や日々の暮らしを大切にしながら、これからどう生きて、どう年を重ねていくかを自分で決めたいと思っています。この考えを支えているのがトレーニングと美容です。筋トレも食事管理もスキンケアも、すべてが自分らしく、気持ちよく生きるための大切な習慣です」
大坪社長の美容へのこだわりを写真で紹介!

橋本 岬 2014年に法政大学大学院を中退後、女性ファッション誌の編集者を経てフリーランスに。得意ジャンルは、IT、スタートアップ、エンタメ、女性の働き方。2022年4月から2023年2月までカナダに語学留学。 この著者の記事一覧はこちら
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