SBI証券は、2026年1月13日から、国内株式の一般信用新規取引において「SOR注文」および「PTS注文」の取扱いを開始すると発表した。これにより、これまで東京証券取引所のみで可能だった一般信用新規取引について、ジャパンネクスト証券が運営するPTS市場も利用できるようになる。
○一般信用新規取引でPTS市場を利用可能に
同社によると、これまで一般信用新規取引は東京証券取引所(優先市場)への発注に限定されていたが、今回の対応により、SOR注文およびPTS注文を通じてジャパンネクストPTSでの取引が可能となる。
PTS市場では、取引所とは異なる気配が提示される場合もあり、価格条件によってはより有利な約定につながるケースがあるとされている。今回の拡充により、一般信用新規取引においても価格改善の機会が広がることが期待されるという。
○SOR注文の仕組みと特徴
「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」は、複数の市場に提示されている気配価格を自動的に比較し、最良の価格を提示している市場を選択して発注する注文方式だ。
SBI証券のSOR注文では、以下の市場の気配価格などを監視対象としている。
優先市場(東京証券取引所)
ジャパンネクストPTSのJ-Market(第1市場) 、X-Market(第2市場)
大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)PTS
SBIクロス(ダークプール)
同社によると、同値またはより有利な価格が提示されている市場を自動的に判定し、注文を執行する仕組みとなっている。
○PTS取引拡充の背景
SBI証券は2007年にPTS取引を開始し、2011年にはSOR注文、2019年にはPTS信用取引を導入するなど、国内株式取引における価格改善や取引機会の拡充に取り組んできた。
直近では、同社の売買代金に占めるPTS取引の比率は約3割に達しており、価格改善効果は単月で約17億円規模になるとしている。こうした実績を背景に、一般信用新規取引への対応拡大に踏み切った形だ。
○手数料無料とあわせた取引環境の強化
同社では、いわゆる「ゼロ革命」により、一定の条件を満たした場合、現物株式取引および信用取引の売買手数料を無料としている。SOR注文による価格改善効果と手数料無料を組み合わせることで、より効率的な投資環境の提供につながるとしている。
今回の一般信用新規取引へのSOR注文・PTS注文対応について、同社は、個人投資家にとって有利な取引機会の拡大につながるものとの見方を示している。
※ SOR注文では、信用取引はダークプールへは回送されない
※ 一般信用取引のPTS注文では、ODX(大阪デジタルエクスチェンジPTS)は対象外となる











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