日本製鉄は1月8日、過酷な腐食環境に対応するニッケル耐食合金「Alloy825」厚板の販売を2026年1月から開始したと発表した。JIS規格の「NCF825」にも適合する材料だという。


ニッケル耐食合金「Alloy825」の概要


Alloy825は、高ニッケル・高クロムをベースに、モリブデンやチタンなどを含有する合金。硫酸や塩酸などを扱う過酷な腐食環境において、耐酸性や耐応力腐食割れ(SCC)性に優れた耐食性を発揮するとされる。国際規格であるASTM/ASME UNS N08825に加え、国内規格のJIS NCF825にも適合している。

同社の九州製鉄所・八幡厚板工場では、板厚6mm~30mm、幅1219mm~3000mmの厚板製造が可能。顧客の材料選定の自由度を高めるとともに、溶接施工時間の短縮やコスト削減にも寄与するとしている。

日本製鉄は高合金鋼種のラインナップ拡充を進めており、今回のAlloy825厚板もその一環として位置付けられる。

今後も幅広い商品レパートリーを通じて、多様なニーズへの対応を図る方針としている。
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