マクロミルは、新成人の関心ごとや価値観、各種デジタルサービスの利用実態などを明らかにする定点調査の結果を1月7日に発表した。同調査は2025年12月4日~11日の期間、全国、2026年成人式の参加の男女500人を対象にインターネットを用いて行われた。


これからの「日本の政治」にどの程度期待できるか聞いたところ、「日本の政治に期待できる」と回答した人は56.6%で、前年の2.7倍へと急増した。また、「日本の未来が明るい」も45.2%で、前年の1.6倍となり、日本の政治や未来への期待感が急上昇した。これらの回答者にその理由を自由記述で尋ねたところ、「政治体制の変化」や「新政権への期待」が多く挙げられた。

また、最も関心が高かったニュースは「経済・金融政策」で44.2%(前年比2.8ポイント増)だった。長引く物価高騰と実質賃金の伸び悩みを背景に、若年層にとっても経済・金融政策が生活に直結する課題として捉えられているという。一方、前年からの上昇率で見ると、1位は「環境対策・エネルギー政策」で23.8%(同5.2ポイント増)だった。気候変動や緊迫する国際情勢によるエネルギー価格変動といった外部環境の変化が意識されていると同社は考える。

次に、貯蓄・資産運用をしているか尋ねたところ、していると答えた人は65.0%で、前年比9.0ポイント上昇した。運用方法は「預貯金」が最多の51.6%で前年比9.8ポイント増加した。続いて、「新NISA」が15.6%、「タンス預金」が12.4%となった。政府が推進する「新NISA」の活用率は前年比4.4ポイント上昇し、「タンス預金」を上回った。

新成人の価値観について尋ねたところ、昨年に引き続き「自分らしさを大切にする」が47.8%で最多だった。
上昇率を見ると、1位は「タイパを重視する」で27.0%(前年比4.2ポイント増)となり、2年で1.5倍になった。

次に、結婚願望について調査したところ、結婚したいと答えた人は71.0%だった。結婚したいと答えた人に理想の結婚について聞くと、「子どもが欲しい」が77.8%という結果に。近年、少子化問題がクローズアップされますが、家族形成への意欲が高い結果となった。

また、スマホで調べものをする際に利用するサービスを聞いたところ、1位は「Google」87.5%で、利用率は前年から横ばいだった。第2位は生成AIの「ChatGPT」62.3%で、前年比31.5ポイントの大幅増、同じく生成AIの「Gemini」も19.3%(前年比14.5ポイント増)で、検索手段として生成AIが大きく台頭していることが分かった。

続いて、生成AIの利用頻度を聞いたところ、「ほぼ毎日」利用する人は25.6%、「週に数日」は30.0%で、いずれも前年から大幅上昇した。合計すると55.6%に達し、生成AIの活用が加速していることが分かった。

SNSの利用率を調査したところ、「TikTok」が68.6%、6年で5.6倍、日常を加工なしで投稿する「BeReal.」が37.8%、2年で2倍と、人気が上昇している。タイパ重視の傾向を背景に、「ショート動画」や「リアル」のSNSが支持を集めている様子がうかがえた。

また、成人式(二十歳の集い)に「参加する」と答えた人は前年から11.4ポイント増加し68.2%となり、減少傾向から一転して回復した。

次に、二十歳になって嬉しいことを聞いたところ、1位は「お酒が飲める」で、55.2%(前年比4.2ポイント増)に達した。
2016年の調査開始以降、過去最高を記録した。
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