米Mozillaは、1月13日(現地時間)にWebブラウザ Firefoxの新バージョンとなる「Firefox 147」をリリースした。Firefox 147は、いつも通りFirefox 145から4週間でのバージョンアップとなった。
Firefox 145では、2025年12月25日にマイナーバージョンアップの146.0.1がリリースされている。146.0.1では、以下の修正が行われた。

ブラウジング、グラフィック、アクセシビリティ機能に関連するクラッシュの修正。結果として、全体的な安定性が向上
フィンガープリンティング保護により、一般的なWebサイトでフォントが正しくレンダリングされない問題の修正
メディアの再生とGMPプロセスのシャットダウンでクラッシュする問題の修正
コピーされたプロファイル設定を変更する際に、デスクトッププロファイルのショートカットが意図せず削除される問題の修正
特定のテーマで、垂直タブを使用する場合のサイドバーのテキストのコントラストが向上
バックアップから復元する場合、復元されたタブが復元成功のメッセージをキャンセルするケースを回避するために、バックアップから復元されたタブの1つではなく、新しいタブページに復元成功メッセージが表示される

セキュリティ関連の修正は2件。深刻度はいずれも4段階中上から2番目の「High」である。

障害者アクセスAPIコンポーネントにおけるメモリ解放後使用
Firefox 146.0.1におけるメモリ安全性の問題の修正

今回は、146.0.1からのアップデートとなる。
Firefox 147のインストール

すでに自動アップデートが可能な状況になっているが、ここでは手動でアップデートする方法を説明したい。Firefoxメニューの[ヘルプ]→[Firefoxについて]を開くと更新が自動的に開始される。[再起動してFirefoxを更新]をクリックする(図1)。

アップデート後のFirefox 147は、図2のようになる。

新規に、Firefox 147をインストールする場合、FirefoxのWebページからインストーラをダウンロードする(図3)。

[Firefoxをダウンロード]をクリックし、保存したファイルをダブルクリックして、インストールを開始する(図4)。


画面の指示に従い、インストールを進めてほしい。以下では、新機能のいくつかを具体的に見ていこう。
Firefox 147の新機能

では、Firefox 147の新機能を見ていこう。

macOS版:サポート対象のバージョンで、Apple Siliconプロセッサを搭載したデバイスでWebGPUサポートが有効に
ハードウェアデコードされたビデオのゼロコピー再生が有効になる環境で、AMD GPU を搭載したシステムでのビデオ再生パフォーマンスが向上。IntelおよびNVIDIA GPUと同等に
Safe Browsing V5プロトコルをサポートしており、Safe Browsing V4からSafe Browsing V5プロトコルのローカルリストモードに移行
強化トラッキング防止(ETP)を「厳格」に設定しているユーザーは、ローカルネットワークへのアクセス制限がデフォルトで有効に。今後、パブリックウェブサイトからのローカルネットワークリソースへのアクセスを明示的に許可する必要がある
Freedesktop.org XDGベースディレクトリ仕様をサポート
タブで動画を再生している際に、そのタブがバックグラウンドに移行した際に、ピクチャーインピクチャーウィンドウを自動的に開くオプションが追加

例によって、新機能のいくつかはプログレッシブロールアウトであり、段階的に提供範囲が拡大されることもある。現時点で利用できない可能性もあるので注意されたい。
セキュリティアップデート

同時に行われたセキュリティアップデートであるが、修正された脆弱性はCVE番号ベースで16件である。深刻度の内訳は、4段階で上から2番目の「High」が7件、4段階で上から3番目の「Moderate」が6件、4段階で上から3番目の「low」が3件となっている。「High」では、

DOMにおける緩和策のバイパス
Graphics: CanvasWebGLコンポーネントの境界条件が正しくないため、サンドボックスから脱出してしまう
グラフィックスコンポーネントの境界条件が正しくないため、サンドボックスから脱出してしまう
IPCコンポーネントにおけるメモリ解放後使用
Firefox ESR 140.7、Thunderbird ESR 140.7、Firefox 147、Thunderbird 147で修正されたメモリ安全性の問題

が対応された。すみやかなアップデートをすべきであろう。
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