NECは1月14日、VESS Labsと、分散型ID(DID)と検証可能な証明書(VC)を活用したデジタルアイデンティティウォレット(DIW)に関する市場創出・拡大を目的とした基本合意書を締結したと発表した。

○協業の概要

今回の合意に基づき、NECの生体認証技術およびセキュリティ技術と、VESSのデジタル証明書発行・検証システムおよびDIWを連携させたユースケースの検討を進めるほか、共同でのビジネス創出に向けた協議を開始するという。


これにより、VCと生体認証を組み合わせた「FaceVC」の活用拡大を進めるとともに、安全・安心で効率的なデジタルアイデンティティの社会実装を加速させるとしている。

背景として、2026年に欧州でデジタルアイデンティティウォレット(EUDI Wallet)の義務化期限を控え、世界的にデジタルアイデンティティの実装が本格化すると見られている。

従来はプラットフォームごとに分断されていたID管理を、個人が自身でデータを管理・提示できる仕組みへと転換する動きが進んでいるとされる。

両社は、「FaceVC」を活用したユースケースの創出や、顧客ネットワークを生かした実証・導入を通じて、堅牢な本人確認とポータブルな実績証明の両立を図り、DID/VC市場の拡大とデジタルアイデンティティの社会実装を後押しする考えだ。
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