ベースミーは1月16日、就活における第一印象の影響に関する実態調査の結果を発表した。調査は2025年12月、26~28卒予定の大学生・大学院生300名を対象にインターネットで行われた。
○83%が企業を直感でアリ/ナシ判断した経験あり
就活で企業を「あり/なし」と直感的に判断することが「全くない」と回答したのはわずか17%だった。つまり8割以上の学生が、程度の差こそあれ直感で企業を判断していることがわかる。
○女子学生は男子学生より12ポイント「直感重視」
直感で企業を「あり/なし」判断した経験そのものは男女ともに8割超だったが、「ある」「時々ある」と直感判断する頻度が高い層は男性57.3%、女性69.7%と12ポイントの差があった。女子学生の方が、企業の雰囲気や面接官の話し方など、違和感を敏感にキャッチし、判断材料にしているようだ。
○「雰囲気や話し方の違和感」でナシと判断する人が多い
企業を「なし」と感じた場面を聞いたところ、「説明会・面談の最初の数分で、雰囲気が合わないと感じた」が142名で最多。「企業側の態度や話し方が合わなかった」が118名で続き、説明内容よりも先に、冒頭の空気感や面接官の振る舞いで判断されている実態が明らかになった。
以降は、「説明が抽象的」(69名)、「SNSと実際が違う」(51名)、「情報のタイミングが合わない」(47名)など、情報の質やギャップに関する項目が並んだ。
学生が企業を「なし」と判断する3大要因は、「冒頭の雰囲気の悪さ」「上から目線の態度」「抽象的で具体性のない説明」。「企業が第一印象で失敗しないためには、これらのNG行動を避けることが不可欠と言える」と同調査。
○第一印象の挽回は困難か
一度「なし」と判断した企業の印象が、その後の接点で「完全に覆った」のはわずか12名(4.8%)。「少しだけ好転した」(40名)を含めても約2割に留まり、「ほとんど変わらない」(115名)が約半数を占めた。第一印象がネガティブだった場合、印象を覆すのは極めて困難と言える。
さらに注目すべきは「なしと思った時点で選考をやめた」が60名(24.1%)いたこと。第一印象の失敗は、挽回のチャンスすら得られないまま、4人に1人は選考をやめてしまう事実が明らかになった。
○好印象を抱く企業の接し方
好印象を抱くコミュニケーションスタイルを聞いたところ、「最初に企業の特徴や仕事内容を整理して説明してから、質問に答えてほしい」が184名(61.3%)で、「まずじっくり話を聞いてくれ、自分に必要そうな情報を選んで話してほしい」の116名(38.7%)を上回った。
男女別で見ると、男性は53.9%、女性は64.5%が「まず説明してほしい」と回答。特に女性でその傾向が強く、約11ポイントの差が見られた。Z世代は全体として、傾聴よりも情報の効率的な提示を求めており、自分に合うかを素早く判断したい「タイパ(タイムパフォーマンス)」重視の姿勢が見られる。
○印象を決める勝負は「最初の10分」
印象が決まるタイミングは、「最初の10分以内」(108名、36.0%)が最多だった。「最初の30秒」(32名、10.7%)を合わせると、約半数の学生が開始10分以内に企業の印象の判断を終えている。
対照的に、「選考全体を終えて振り返って判断」(85名、28.3%)や「初回接点を最後まで過ごした後」(75名、25.0%)と、慎重に見極める層も半数近くいる。「ただし、冒頭10分での第一印象が、その後の選考意欲を大きく左右することに変わりはない」(同調査)。











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