CAREER FOCUSは1月19日、公開統計を基に「キャリアチェンジの最適年齢」を分析したレポートを発表した。
○転職成功者の平均年齢は「32.7歳」

doda(パーソルキャリア)の公開データでは、2024年の転職成功者の平均年齢は32.7歳(男性33.6歳/女性31.2歳)で、2022年32.2歳→2023年32.4歳→2024年32.7歳と2年連続で上昇している。


同データの年齢構成(2024年)では、25~29歳:36.7%、30~34歳:23.1%が上位を占める。この分布から、キャリアチェンジの"動きの中心"は統計的に30代前半へ寄っていると解釈できる。

○40代でも"上がる転職"が発生

厚生労働省の資料では、転職入職者の賃金変動(前職比)が示されており、全体で「増加」37.2%、「減少」32.4%、「変わらない」28.8%となっている。

さらに年齢別の「増加」割合を見ると、「30~34歳」44.6%、「35~39歳」38.0%、「40~44歳」41.3%、「45~49歳」37.3%が提示されており、40代でも一定割合で"上がる転職"が発生していることが読み取れる。
○年齢別「勝ち筋(評価される材料)」の変化

公開データを踏まえると、キャリアチェンジは「年齢で可否が決まる」というより、年齢が上がるほどスキルや経験の根拠提示が強まる構造が見て取れる。

20代後半では、ポテンシャル+持ち運べるスキル(適応力・学習力)。30代前半になると職務経験が乗り、方向転換の設計が効きやすい(動きの中心が集中)。30代後半では、専門性・リーダーシップの要素が強まり、要件適合の厳密さが上がる。40代では、採用側が「期待」より「再現性の証拠」を求める。一方で賃金増の転職も一定割合で発生しているため、"戦い方次第で取り返せる"余地が統計上も残っている。
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