OpenAIは1月20日(米国時間)、ChatGPTの個人向けプランに「年齢予測(age prediction)」を順次導入すると発表した。アカウントが18歳未満の利用者による可能性が高いかどうかを推定し、未成年者に対して適切な保護措置を自動的に適用する。


同社は2025年9月、ティーンエイジャーの利用における安全強化策の一環として「年齢予測システム」を導入する計画を公表し、提供に向けた準備を進めていた。

年齢予測システムは既存の安全策を補完するものである。アカウント登録時の年齢情報に基づいて18歳未満の利用者には追加の保護を適用しているが、誤った申告や虚偽の申告が起こり得る。そこで、アカウントの状態や利用状況から年齢を推定し、適切な保護へつなげる。

同社によれば、年齢予測モデルは、ユーザーが自己申告した年齢に加え、アカウント登録からの経過期間、利用時間帯、長期の利用パターンの推移など、アカウントおよび行動に関する複数のシグナルを参照して年齢を推定する。

18歳未満の可能性が高いと推定された場合、ChatGPTはセンシティブなコンテンツや潜在的に有害なコンテンツへの露出を減らす追加保護を自動適用する。対象例として、過度に暴力的な表現、危険行為を促し得るバイラルチャレンジ、性的・恋愛的・暴力的なロールプレイ、自傷の描写、極端な美容基準や不健康なダイエットを助長する内容などを挙げている。年齢が予測しづらい、情報が不十分な場合はより安全な体験を優先する方針も示している。

身分証の提示を求める方式に比べて、年齢予測システムは利用者の負担を減らせられる一方、推定である以上、完全な精度は保証しにくい。OpenAIは、運用で得た知見を使ってモデルの精度を継続的に改善するとしている。

誤判定への対策も用意する。成人が18歳未満と判定された場合、設定メニューの「年齢確認」から手続きを行うことで、通常の利用環境に戻すことができる。
手続きでは、まず自撮り写真による年齢確認が行われ、それで判別できなかった場合は政府発行の身分証明書の提出が求められる。これらの処理は、サードパーティのID検証ソリューションプロバイダーであるPersonaによって実施される。

これらの安全対策に加えて、保護者はペアレンタルコントロールを通じて、10代の子供の体験をさらにカスタマイズできる。親子アカウントの接続、年齢に応じた応答、保護者によるプライバシー/セキュリティ設定、深刻な苦痛の兆候が検出された場合の保護者への通知などが可能となる。
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