暮れも押し迫った2025年12月26日、北海道むかわ町において、むかわ町、NTT東日本 北海道事業部、NTT Landscape、青山社中の4者による包括連携協定の締結式が執り行われた。同町は、2018年に発生した北海道胆振東部地震からの復興がまだ道半ば。
○官民連携で地域活性化・人流創出・レジリエンス向上・DXを推進
今回の包括連携協定は、北海道胆振東部地震からの創造的復興・創生を推進するため、4者の相互連携のもとでむかわ町が有する多様な地域資源を利活用し、地域内外の人流創出と安心・安全なまちづくりを目指している。具体的な連携内容としては、
恐竜化石や農林水産業等の地域資源を活用したまちづくり、地域活性化
観光促進や地域課題探求学習等を通じた地域内・地域間での人流創出
防災レジリエンス(回復力)向上
ICTを活用した地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進
などが挙げられている。
締結式では、まず、むかわ町の竹中喜之町長、NTT東日本 北海道事業部 北海道支店の副支店長でビジネスイノベーション部長も務める牧野元拓氏、NTT Landscapeの木下健二郎社長、青山社中 筆頭代表CEOの朝比奈一郎氏が並んで着席し、包括連携協定の協定書へ署名を行った。
署名に続いては竹中町長が挨拶を行った。町長はむかわ町を「人と自然が輝く、清流と恐竜と交流と人流と電流と物流、そして食と健康の町」と表現。そのうえで、2町合併から20年目、北海道胆振東部地震から7回目の冬を迎える中、気候変動が加速し、極端な豪雨等による自然災害が国内でも頻発化・激甚化していると指摘し、「(地震で)災禍を受けた町として、いま事前防災・事前復興などで備えを固めながら、この町の持っている地域資源を最大限に活かし、次の時代につなぐ真の創造的復興・創生を目指して地域の活性化に取り組むこととしています」と話した。
その中で、今回締結した包括連携協定に関しては「4者の連携により、民間が持っている専門的な知見や培ってきた強みと、地元の資源、つながりをしっかりとすり合わせ、官民が連携した共創型の新しい価値が生み出されることを期待しています。この協定は安心・安全なまちづくりを進めていくうえでも重要なものになると捉えています」と語った。
続いて登壇したNTT東日本北海道事業部の牧野氏は、北海道胆振東部地震の際に同社がむかわ町の復興支援に協力し、被災住民が所有する建物の破損状況などを調査・記録して罹災証明書を発行する業務をICT活用で担ったことがあるという関係性を紹介。「当社は通信の復旧はもちろん、ICTを活用した防災の取り組みについて全国各地で実績があります。むかわ町は防災に関する事前復興計画を2025年3月に作成しており、防災意識が高い自治体と認識しています。
○トレーラーハウスを平時・非常時の双方で活用する実証事業を展開
また、2024年11月にNTT東日本の子会社として設立され、トレーラーハウス活用事業などを展開するNTT Landscapeの木下社長は「トレーラーハウスは大規模災害の際に応急仮設住宅や避難所トイレとしても活用できることからいま注目を集めています。移動と設置が容易なトレーラーハウスを地域内に一定数確保しておくことは、地域のレジリエンス向上に役立つと考えています。一方で、非常時に限らず平時も有効活用することが重要なポイントになります」と語ったうえで、今回の包括連携協定における具体的プロジェクトとして、むかわ町内でトレーラーハウスを活用したホテル事業の実証を行うことを発表した。トレーラーハウスを活用する包括連携協定の締結は同社にとって2例目となる。
計画ではこのホテル事業によって、域外からの人流創出と町内各地区を人流でつなぐ取り組みを実施すると解説。加えて、むかわ町・青山社中と連携し、観光促進や、むかわ町で推進している地域課題解決型の探求学習、さらにはデジタルを活用したまちづくり・地域活性化にも貢献していきたいと表明した。
最後に、包括連携協定でむかわ町とNTTグループ両社をつなぐ役割を果たし、同町の「町復興創生・共創アドバイザー」も務める青山社中の朝比奈氏は、まず恐竜化石や海の幸、農産品など町の地域資源の素晴らしさを力説。竹中町長の優れたリーダーシップに加えて、同社が運営する「青山社中リーダー塾」にNTT東日本から社員が派遣されていたことが起点となり、今回の協定に発展したと経緯を解説した。
そのうえで「パブリックの価値を提供するNTT東日本と、機動力のある新会社・NTT Landscapeの組み合わせは、むかわ町の素晴らしい素材と“最高のマリアージュ”になるのではないかと感じ、むかわ町に紹介して、この協定を結ぶことになりました。協定を結ぶところから花開くところまで、当社も常に伴走してお手伝いしたいと考えています」と語った。
○トレーラーハウス設置は2026年春、恐竜博物館とも連携
4氏の挨拶の後、メディアとの質疑応答が行われた。
むかわ町にまず5台のトレーラーハウスを設置し、平日はむかわ町周辺を訪れるビジネス客、週末・休日は観光客をターゲットとする
トレーラーハウス設置は2026年春に計画し、台数については状況を見て拡張を検討する
穂別地区で2026年4月にリニューアル開館する恐竜博物館と連携したパッケージを作る予定がある
ことなどが明かされた。
また、協定に挙げられた連携内容について竹中町長は「順不同」で取り組んでいくとし、「トレーラーハウスも独立した事業ではなく、防災や町中再生のエリアデザインも含めて多重性を持たせた中での一つの取り組みです」と強調した。この春から取り組みが本格化する4者連携の今後に注目したい。











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